園芸店にかわいい花がたくさん並ぶ季節です。1鉢にさまざまな草花を組み合わせて彩りを楽しむ寄せ植えを作ってみませんか。寄せ植えは植物が生育するにつれ、花数が増えてふんわり見応えたっぷりに。長く楽しめる寄せ植え花材と、花をたくさん咲かせるための植え方やロングキープのお手入れのコツをご紹介。記事末のプレゼント情報もお見逃しなく!

寄せ植えとは


季節の花の寄せ植えで彩られた華やかな玄関アプローチ。

1つの鉢の中に、さまざまな種類の花苗を組み合わせる寄せ植え。広い庭がなくても季節の花が楽しめ、玄関先などを手軽に華やかに演出できる人気のガーデニング手法です。一度植えれば数カ月もの間長く楽しむことができ、生育するにつれ花数が増えたり、鉢縁から枝垂れたり、草花の姿が変化し、日に日に華やかさを増していくのが寄せ植えの醍醐味です。しかし、複数の植物を限られたスペースに一緒に植え込むため、長くきれいに保つには、ちょっとしたコツが必要。そのための花選びから植え方、日々のお手入れまでを順番にご紹介していきます。

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春植えて秋まで長く楽しめるおすすめ花材

ペチュニア(or カリブラコア)×ユーフォルビア


カリブラコアとユーフォルビア‘ダイヤモンドフロスト’、ワイヤープランツの寄せ植え。

春から園芸店に並ぶ花の中で、花色が多くさまざまな組み合わせが楽しめるのが、ペチュニアとカリブラコア。カリブラコアはペチュニアによく似た小輪花で、ペチュニア属から分割されてできた近縁種です。どちらも生育するにつれ分枝し、こんもり花数が増え、どんどん華やかになっていきます。ユーフォルビア‘ダイアモンドフロスト’は、霜が降りるまで驚異的に長く咲き継ぐ寄せ植えの名バイプレイヤー。この2種の組み合わせで、春から秋まで長期間楽しめる寄せ植えが叶います。

上の写真は、花心の黒いペチュニア‘ミルフィーユ’に白い小花のユーフォルビア‘ダイアモンドフロスト’を組み合わせ、さらにリーフ類を加えました。リーフは花に比べて見頃がずっと長いので、色や形に特徴のあるものを選ぶと寄せ植えに複雑性が生まれ、見応えが出ます。ここではブラックリーフのヒューケラ、ワイヤープランツ、深い葉脈が美しいルブスをチョイスし、シックに。


数カ月後、花数が増えてふんわりロマンチックな雰囲気に。

ペチュニア(or カリブラコア)×クフェア・ピンクシマー


ペチュニア‘ピンクサファイア’とクフェア・ピンクシマーをピンクの鉢に寄せ植え。

クフェア・ピンクシマーも寄せ植えの名脇役として活躍する小花です。暑さにとても強く、晩秋までピンク色の小花をふわふわと咲かせ続けます。花がら摘みなどの手入れも必要なく、茂り過ぎたら少しすくようにカットし株姿を整えればよいだけなので、管理もラクです。