水の適量「多肉植物/サボテン」の場合


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種類ごとの差が大きいのですが、普通に販売されている「夏型(気温の高い夏に成長する)」の種類なら普通の草花並みの水やりでよく育ちます。一方で冬の休眠中は完全に水を切るものと、月に1〜2回は鉢の中ほどまで染み渡る程度の少量を与えるものとがあります。

さらに、リトープスやコノフィツムなどの球型メセン類は過剰な水で腐りやすいため、成長期の秋と春でも「鉢全体に水が染み渡る程度」の少量の水やりとします。しかも前回書いた通り、7〜10日に1回程度です。これらは休眠中に完全に水を切るとかえって日干しになるものもあるので、月に1回霧吹きで霧をかけるか、表土が湿る程度に水を与えます。

サボテンについては夏型の多肉植物同様ですが、これもまた種類によって差が大きいものです。普通に販売されている種類は神経質になる必要がないものばかりですが、最近人気の変わった形の種類には過剰な水分に弱いものがあるため、注意が必要です。

なお「多肉植物/サボテン」についてはできれば専門の栽培書を買って、水やりについてきちんと調べるのがよろしいです。

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水の適量「水草・湿った場所に生える植物」の場合


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これは単純で、常に湿った状態を保っておく必要があります。スイレンやハスであれば一定量の水位を保たねばなりません。

湿った場所を好む植物は、受け皿に水を張って、その中に鉢を置いて水をいつも溜めておきます。夏なら1日でなくなってしまうので、毎日水を補給する必要があります。

スイレンやハスは沈めてある鉢か泥の表面から深さ10cmもあれば十分です。あまり水が深すぎると水温が上がらず、特にハスは夏の暑さが必要なので生育に支障が出ます。そのため面倒臭くても、あまり深い容器に入れないでください。