夏の節約&節水アイデア
Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Strauss, Friedrich
この夏から、私はエアコンのドレンホースから水を集め、ガーデンの水やりに利用しています。我が家の場合、5ℓのジョウロがいっぱいになるまでには、およそ半日(12時間)。一番暑いこの季節は一日中エアコンが稼働しているため、1日で10ℓの水を得ることができる計算です。
ちょっと想像してみてください。1日10ℓ、30日で300ℓもの水が、エアコン1つから得ることができるのです。
満杯になったジョウロは放っておけばあふれてしまうため、朝晩の水やりに使おうと、ガーデンに欠かさず出る理由にもなります。植物たちも喜びますし、節水できるので私も上機嫌。毎日水やりするため、自動的に植物の状態を手早くチェックでき、病気や虫の早期発見や対処につながります。
エアコンの排水を水やりに使っていいのか心配になるかもしれませんが、基本的に、排水は植物に害はないそうです。ただし、この水にはミネラルは含まれないとのこと。私の経験上は、生育が阻害されたことはありません。もっとも、1カ所にだけ集中して与えるのではなく、庭全体に与えているために、バランスが保たれているのかもしれませんね。
エアコンのドレンホースが屋外のどこにあるか、チェックしたことはあるでしょうか。エアコンの使用中、ただ壁を濡らすに任せるのももったいないですよね。先端を見つけられたら、排水を活用できるチャンスです。
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秋はフルーツの季節
果樹栽培は、とても楽しいものです。我が家の庭の8月の話題の中心は、イチジクの木でした。優しい紫色に色づき始めた実が5つ。もう少しで甘く熟して食べられるかなと、家族で楽しみに話していました。
先日、フルーツの産地として有名な長野県を旅行した際も、あちこちに果樹が育っている光景が目に入りました。リンゴの木々の間をドライブしていると、少しだけドイツに帰郷したかのような気分に。私の故郷もあちこちで果樹が育つ地域で、特にたくさん穫れるリンゴは、日々の暮らしに欠かせないものでした。収穫期にはリンゴジュースを作ったり、冬に向けて凍らないよう貯蔵庫に保存したり。大きな庭やリンゴの木、または果樹の生育に適した気候がない場所では、こうしたことがどれほど貴重なことか考えたこともありませんでした。このように、他国を旅したり、異なる気候帯を経験することは、人生はガーデニングに対して大いに影響を与えてくれます。
agrofruti/Shutterstock.com
さて、今回の長野への旅で、私は化学薬品や農薬の使用を控えて、リンゴを中心に果物を栽培している小さな果樹園にたどり着きました。
トランクいっぱいの果物を持ち帰ろうと意気込んで到着した果樹園では、ファームカフェで朝食も予定していたのですが、朝9時の到着では残念ながらまだ開店前。しかし、オーナーの方とお話しする機会があり、ショップやカフェガーデン、そして手入れの行き届いた果樹園を案内していただきました。手始めとしてリンゴを10kg注文している間に、フレンドリーな従業員の方が用意してくださったのが、袋につめた新鮮なプラムやネクタリン、モモ。なんと、とても嬉しいサプライズプレゼントでした! 車いっぱいに広がる熟れたプラムの香りは、間違いなくこの旅の最高の思い出の一つになることでしょう。
帰宅して2週間、第一陣のリンゴが届きました。その日から我が家は毎日リンゴが食卓に上ります。まるでドイツの生活のよう! 送られてきたリンゴは3品種あり、どれも味わいが異なります。やや酸味の強い1つは、アップルソースやアップルケーキ作りに間違いなく合う味わい。また、酢、塩、すりおろしたリンゴ、そして美味しいオイル少々で簡単に作れるサラダドレッシングにも使っています。