診察結果はまさかのヒートショック
ヒートショックというのは、最近よく耳にするようになった言葉の1つですが、私はてっきり冬に起こるものだと思っていました。冬場、暖かい部屋から寒い脱衣所を経由して熱めの湯船に浸かるなどの状況がよく例として挙げられており、主に高齢者に注意喚起しているイメージだったのです。まさか自分が、しかも夏場にヒートショックになるとは思ってもみませんでした。
診察してくれた先生いわく、特に10度以上の温度差がある場所が危険で、高齢者や生活習慣病のある人だけでなく、誰にでも起こり得るのだそう。私はいわゆる「特にヒートショックに気を付けたほうが良い人(高齢者、高血圧・糖尿病等、肥満など)」には該当していません。しかし、エアコンの効かない暑い車内からスーパーという特に涼しい店舗に急に移動したことに加え、疲労や睡眠不足がたまっていたことや元々貧血を起こしやすく血圧が低い体質などが影響し、ヒートショックを起こしたのではないかということです。
また、加齢とともに新陳代謝が落ちてきていることや、変化に対応する力が衰えてきているということも影響するようで、以前は耐えられていた刺激にも、耐えられなくなることは多くあるという話も聞きました。
その日、病院に着いたころにはかなり回復していたこともあり、ひと通りの診察を終えた後は特に治療することもなく帰宅が許されましたが、医師からはとにかくまずは良く休み、数日はなるべく外出を控えるよう言われました。
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まとめ
てっきり冬場に起こるとばかり思っていたヒートショック。温度差が条件なので、夏場も起きやすいということを初めて知りました。地球温暖化が進み、猛暑日や酷暑日などが増えた今、電車の乗り降りや外出時の店舗の出入りなど、改めて考えると温度差のある移動は結構多いように感じます。若いときなら耐えられたかもしれないことが耐えられなくなりつつある今、日々の生活習慣を整え、気を付けながら生活していきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
著者:小沢ゆう/40代女性。長野県在住。低体温&極度冷え症脱出めざして、温活に夢中。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
著者/ウーマンカレンダー編集室
40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!