当時35歳だった友人は、1歳6カ月の子どもと夫の3人で暮らしていました。産後、仕事復帰した友人は、仕事と家事や育児をこなす日々に奮闘していました。そんな中、友人は家事や育児に協力的ではない夫に不満を積もらせてついに爆発! 関係が悪化していくと思いきや、あることをきっかけに関係を立て直すことになるのです……。
仕事や家事、育児に奮闘する友人
友人は子どもが生まれたらマイホームを建てたいという夢があり、そのために早めに復職したいと考えていました。そして、無事に就職が決まり子どもが1歳になったとき、仕事に復帰することになります。初めて仕事と家事、育児をこなすことに友人は「両立できるように頑張る!」と、気合が入っていたようです。
新しい生活が始まり、保育園では子どもを慣らすための期間があったため、友人は仕事も時短勤務からのスタート。しかし、慣らし保育中は仕事時間も短くなるため、職場の方に申し訳ない気持ちになっていたそう。
慣らし保育で1カ月たったころ、友人は「うちは慣らし保育が1週間だった」と知人から聞いたことがあったため、わが子は何か問題があって1カ月もかかっているのではないかと心配になったそう。
そこで、友人は夫に「知り合いの子どもは慣らし保育が1週間だけで済んだみたいなんだけど、うちの子は1カ月かかっていて……。何か問題があるのかな?」と不安に思っていることを口にしてみました。すると夫は「大丈夫でしょ」のひと言。友人は、夫が子どものことをあまり考えずに答えたと思い、イラっとしたのでした。
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子どもがけいれんしパニックに!
友人は夫に相談しても意味がないと思い、これ以降、保育園に関することは何も言わなくなりました。そして、慣らし保育が始まってから1カ月半、慣らし保育が終了。「慣らし保育が終わってうれしい」と友人は言っていましたが、夕方まで働き、家では家事と育児をこなす毎日に疲れている様子。さらに、家事や育児に協力しない夫に不満を募らせていました。しかし、夫のほうが働いている時間が長いこともあり、不満を言えないでいたのです。
ある日、子どもが高熱を出し、友人は食欲もなく睡眠も取らない息子を心配していましたが、夫は「大丈夫でしょ。子どもは強いんだから。心配しすぎ」と言ったそう。それに対して友人は「何かあってからじゃ遅いのよ!もっと子どもを気にかけなさいよ!」とつい怒鳴ってしまったそう。そして、「もっと家事と育児に協力してよ!」と、今までためていた不満が我慢できずに口からあふれました。その日は1日中、友人は夫と会話をすることなく、子どもの看病だけに集中し過ごしたそう。
次の日の早朝、まだ子どもの熱は下がりません。すると、子どもがいつもとは違う激しい泣き方をしたのです。明らかに様子がおかしい!と、友人は焦って不安に。さすがの夫も心配になったようで、救急外来のある大きな病院に連絡することに。
夫が電話で子どもの状態を看護師に話しているとき、泣き叫んでいた子どもが急にけいれんを起こしたのです。さらに、唇が紫色になっていく子どもを見て友人は「どうしよう!」と叫んだそう。そんな友人を横目に、夫は看護師に子どものけいれんの様子を説明しながら、看護師からの指示に冷静に対応し、病院にそのまま連れて行くことになったのです。