お金は大切にせよ、そして軽蔑せよ!!
ワタシは、還暦を過ぎている。きっと、これが最後の紙幣の改刷となると思う。キャッシュレスが進む中で、次に日本国が発行するのは新しい紙幣ではなく、デジタルな法定通貨になると言われている。新札のデザインがニュースになるのも、きっとこれが最後となる。
最後となる一万円札の顔は、明治の実業家「渋沢栄一」である。実業家である一方、近代的銀行制度創設の準備を進め、1873年に第一国立銀行を設立。この日本に銀行を創った人でもある。
そんな渋沢栄一は、こんな言葉を遺している。
“金銭は大切なものだが、人を貶める軽蔑すべきもの”。お金に執着すべきではないと。欲望の前では、人はいとも簡単に志を失うという事を嫌と言うほど見てきた人物だからこそ発信できる言葉である。
新札発行(改刷)の意味は、偽造防止という機能的意義よりも『お金の在り方』を改めて問うということの方が大きいのではないか!?と、ワタシは思いたい。キャッシュレスの時代だからこそ、なおさらである。
日本という信用が価値になっている「日本銀行券=紙幣」の改刷は、決して自分だけのものではない!!ということを考える機会にしていただきたい!!と、このmymoの読者には、特にお伝えしたい!!