2024年9月9日(現地時間)、キャサリン皇太子妃がSNSで動画をシェアし、がんの化学療法を終えたことを発表。このニュースは英国内で各紙の一面を飾ったほか、ネット上を駆けめぐった。夫ウィリアム皇太子と3人の子どもたちとのピクニックシーンをはじめ、自身の両親も登場する非常にプライベートな映像と心のこもったメッセージは、世界中で感動を呼んでいる。マリ・クレール インターナショナルの英国版デジタル記事よりお届け。
キャサリン皇太子妃、心を打つプライベート動画で健康状態についての重要な最新情報を語る
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診断結果を公表してから半年たった今、キャサリン妃はSNSに登場し、化学療法を「完了」したことを人々に伝えた。そして、がんと向き合うことがいかに「複雑で、怖く、予測不可能」であるかを共有した。夫のウィリアム皇太子や3人の幼い子どもたち(ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)と過ごしている映像とともに、キャサリン妃は今年、自分と家族が受けたサポートに「感謝している」と説明している。
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この動画の中でキャサリン妃は、次のように語っている。「夏が終わりに近づき、ようやく化学療法を終えることができて、どんなに安堵したことか、言葉では言い表せません。この9か月間は、私たち家族にとって、信じられないほど大変でした。周知の通り、人生は一瞬にして変わってしまうもので、私たちは荒波と未知の道を切り抜けるための方法を見つけなければなりませんでした」
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「がんの旅は誰にとっても、特に身近な人にとっても、複雑で、怖く、予測不可能なものです。謙虚な姿勢で、今まで考えたこともなかったような自分の弱さに直面することになり、それとともに、あらゆることに対する新たな視点が生まれます。この時間は何よりも、ウィリアムと私に、私たちの多くが当たり前だと思いがちな、人生におけるシンプルでありながら大切なことを振り返り、感謝することを思い出させてくれました。ただ愛し、愛されることを」
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そしてキャサリン妃は、こう続けている。「キャンサーフリーの状態を維持するためにできることをするのが、今の私が重点的に取り組むべきことです。化学療法は終わりましたが、治癒と完全回復への道のりは長く、一日一日を大切に過ごしていかなければなりません。しかし、私は仕事に復帰し、今後数か月のうちに可能な限り、もういくつかの公務を行うことを楽しみにしています。これまでいろいろなことがありましたが、私は希望と人生への感謝の気持ちを新たにして、この回復の新たな段階を迎えます」
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「ウィリアムと私は、私たちが受けたサポートにとても感謝していますし、今回、私たちを助けてくれているすべての人たちから大きな力をもらっています。皆さんの優しさ、共感、思いやりは、本当に謙虚な気持ちにさせてくれました。自分自身のがんの旅を続けているすべての人たちへ、私はあなた方と手を取り合い、ともにあり続けます。暗闇から光は生まれるのです。そしてその光を明るく輝かせましょう」
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9月9日夕方(現地時間)に公開された、このビデオメッセージには、キャサリン妃とウィリアム皇太子が幼い子どもたちとともに、幸せなひとときを楽しんでいる様子が収められている。そして、若き王族たちも両親と一緒に、アウトドアや充実した時間を一緒に楽しんでいるのだ。
translation & adaptation: Akiko Eguchi
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