スロップシンクとは|メリットやデメリットも解説

スロップシンクのデメリット

ここではスロップシンクのデメリットについて解説します。

設置するスペースが必要

スロップシンクは、一般的なシンクと比べてひと回り大きく、底が深いのが特徴です。そのため、スロップシンクを設置するスペースが必要となります。新築であれば設計段階から組み込めるのですが、リフォームの場合はそうもいきません。場所を確保するために、余計に工事費が必要になることも考えられます。

工事が必要

スロップシンクを後づけする場合、給排水の工事やスロップシンクの取りつけ工事が必要です。また、お湯を出せるようにするには給湯管の設置も必要になります。このように、工事が大がかりになればなるほど、費用が割高になることを覚えておきましょう。

種類が少ない

近年注目されてきたスロップシンクですが、じつはまだ施工例が少ないのが現状です。そのため、キッチンや洗面台の流しに比べると、商品のバリエーションは少なめです。もしも、デザイン性の高いスロップシンクを設置したい場合は、オリジナルのスロップシンクをつくることになりますが、そうなるとやはりコストが大幅に上がってしまいます。

しかし、そもそも「汚れものを洗う」「衛生面をきれいに保つ」という目的から考えれば、重要なのはデザイン性よりも機能性ではないでしょうか。予算や目的を見失わないようにしましょう。

 

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スロップシンクの活用方法7選

ここではスロップシンクの活用方法を7つご紹介します。

1.子どもの汚れた手足や衣服を洗う

子どもがいる家庭では、外出から帰ってきた子どもの手足や衣服をお風呂で洗っている場合が多いのではないでしょうか。しかし、できればお風呂に土や泥を洗い流すのは避けたいところ。スロップシンクがあれば、そうした悩みが解消されるのです。

2.特に汚れがひどいものをつけ置きする

汚れた衣類や道具をつけ置きする場所に困っていませんか。スロップシンクを設置することで、つけ置き専用のスペースができ、普段の洗いものと棲み分けができるようになります。これにより、つけ置きによって、家事ができなくなるということもなくなります。

3.ペットの手足を洗ったり、シャンプーをしたりする場所に

ペットを飼っている場合はペット専用の流しがほしいと一度は考えたことはありませんか。その希望を叶えられるのがスロップシンクです。

4.家庭菜園で採れた野菜を洗う

家庭菜園で採れた野菜の土もスロップシンク内で洗い落とすことができます。また、家庭菜園で使用した道具もそのままスロップシンクで洗えるのもうれしいポイントです。

5.アウトドア用品を洗う

屋外で使用したアウトドア用品を洗う場合もスロップシンクが活躍してくれます。また、アウトドア用品を倉庫で保管している方も多いのではないでしょうか。スロップシンクを倉庫の近くに設置すれば片づけも効率的になります。

6.クーラーボックスやレンジフードのような大きなものを洗う

クーラーボックスやレンジフードのような大きなサイズのものを洗う場所に悩んでいる方も非常に多くいます。大きなものを洗う際に周辺の壁やものに当たらないように洗うのは案外難しく、ストレスがかかるもの。スロップシンクはそれを解決する最適解の一つになりえます。

7.絵の具セットや習字道具を洗う

「絵の具セットや習字道具を洗っていたら、壁や食器に汚れが撥ねて付着してしまった」という経験はありませんか。一度洗ったのに、もう一度洗うという二度手間はできれば避けたいところ。スロップシンクで洗えば、周辺のものを気にせず、しっかり汚れを落とせるようになります。