給与から天引きされているものとは 


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給与から天引きされているものは大きく分けて「社会保険料」と「税金」に分けられます。以下は給与明細の「控除欄」に記載されている項目です。

    健康保険料
    厚生年金保険料
    雇用保険料
    介護保険料(40歳以上)

これらは社会保険といわれるもので、国の社会保障制度の中心となる制度です。

給与所得者が加入しているもう一つの社会保険に「労災保険」がありますが、保険料は全額事業主が負担することになっており、給与から引かれることはありません。

給与から引かれる税金は下記の2つです。

    所得税
    住民税

社会保険料と税金は、社員の判断で支払う・支払わないを決められるものではありません。

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社会保険料はなぜ納税しなくてはいけない?

生まれてから亡くなるまで、人は病気やケガをしたり、働けなくなったり失業したりと予想外のことが起こることがあります。

また、現在のように寿命が長くなったことは嬉しいことである反面、高齢になって生活費を稼ぐために働き続けることは大変なため、公的な備えとして「健康保険」「年金保険」「労働保険」「介護保険」など、日本には社会保険を中心とした社会保障制度があります。この社会保障制度の中心にあるのが社会保険です。原則として日本に住んでいる人は加入が必要で、状況に応じて利用することができます。