植物たちが旺盛に生育し、暑さのために手入れも休みがちになる夏を越えた庭は、ともすれば草花が伸び放題に。夏の終わりは、残暑が緩む日を見計らって茂りすぎたハーブや花を手入れする季節です。剪定を兼ねて収穫したハーブは暮らしに活用しましょう。ハーバルセラピストの資格を持ち、ペットのための自然療法も学ぶ海野美規さんが、晩夏の庭で剪定したオレガノで作る、愛犬も美味しく食べられるポークのトマト煮のレシピをご紹介。アジサイの剪定エピソードもお届けします。

夏の終わりに庭のハーブの剪定を

今年も残暑が厳しく、なかなか庭の手入れができません。そうは言っても、草花も野菜もハーブも雑草もボサボサ状態なので、曇り空の日を待って、伸び切ってしまった植物の整理をしました。

ハーブといっても、ミント類とレモンバームがほとんど。いつの間にか増えてあちらこちらに生えています。その他、レモングラスとオレガノは鉢植えにしてあります。やはりハーブは鉢植えのほうが管理しやすいですね。

(広告の後にも続きます)

オレガノを収穫

そんな鉢植えのオレガノも、剪定を兼ねて収穫しました。オレガノの剪定や収穫は、葉のある時期はいつでもできます。もっとも本来は、花の咲く直前が一番香りがよいとされています。

カットの方法は、株元から間引くように収穫するか、茂っている場合は、株元5cmくらいのところでばっさりカットします。ただし、切りすぎて株元が乾燥すると枯れることもあるようなので、注意が必要です。

たくさん収穫できたら、ドライにしておきましょう。オレガノは万人に好まれる優しい香りで、ドライにしても香りがしっかり残るのが特徴です。