増築にかかる費用|場所別・広さ別の相場や工事完了までの流れを解説

増築の概要

 

増築とは

増築とは、一言でいうと「床面積を増やすこと」です。既存の住宅に新たに部屋を追加したり、敷地内に別棟を建てたりすることを増築と呼びます。

増築に似ている言葉として「改修」や「改築」がありますが、それぞれの意味は以下のとおりです。

・改修:既存の住宅の一部を修理・補強すること
・改築:床面積は増やさずにリフォームすること

住んでいる家が手狭になったとき、建て替えようとすると費用がかさみます。このような場合におすすめなのが増築です。

 

増築の施工例【ガーデンルーム】

増築の施工例をご紹介します。

以下は、新築住宅でガーデンルームを増築する前と増築した後の画像です。

【ガーデンルーム増築前】

【ガーデンルーム増築後】

新築時は、外から玄関横の窓が直接見えるつくりですが、ガーデンルームを増築して新たなスペースができあがりました。

ガーデンルームには洗濯物を干すサンルームとしての機能を持たせつつ、側面に大開放の窓を設置し、宅内と庭とのつながりもつくり出しています。

実際に住み始めて感じた必要性に応じて増築を行った好例です。

 

増築のメリット

増築は、家全体の建て替えを行うよりも少ない費用で行える点がメリットの1つです。

たとえば、家族の人数が増えたことで既存の家では部屋数が足りなくなった場合、家を建て替えようとすると大きな費用がかかりますが、増築ならその箇所にかかる費用だけで済みます。

また、増築であれば生活しながら工事が進められることも大きなメリットといえるでしょう。

 

増築のデメリット

増築には、主に以下のようなデメリットもあります。

・増築した面積に応じて固定資産税が高くなる
・既存住宅とのデザイン面の差が目立つ
・増築する面積によっては建築確認申請が必要でお金がかかる

特に固定資産税は毎年継続して支払う必要があるため、増築する面積には注意が必要です。

 

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【後悔しない】増築のポイント4つ

増築で後悔しないためのポイントは以下の4つです。

・増築する広さは固定資産税も踏まえて決める
・使える補助金がないか確認する
・増築の施工実績が多い業者を選ぶ
・見積もりを複数取る

それぞれのポイントについて解説します。

 

増築する広さは固定資産税も踏まえて決める

ポイントの1つ目に、増築する広さを固定資産税も踏まえて決めることが挙げられます。

必要以上に広い面積を増築してしまうと、支払う固定資産税にも無駄が生じます。固定資産税は毎年課されるため、負担が大きくなる点に注意が必要です。

まずは、増築予定の面積で固定資産税がどれだけ高くなるのか確認してみることをおすすめします。

 

使える補助金がないか確認する

2つ目のポイントは、使える補助金がないか確認することです。

たとえば、自治体によっては二世帯住宅にするための増築やリフォームに対して補助金を出しているところもあります。

補助金を活用すれば増築費用を抑えられるため、住んでいる自治体に制度がないか確認してみましょう。

 

増築の施工実績が多い業者を選ぶ

3つ目のポイントは、増築の施工実績が多い業者を選ぶことです。

増築工事には、既存住宅との配置やつながり、工事を進める方法の選定など特殊な技術が求められます。施工場所によっては、技術がないと雨漏りや日当たりの問題が生じるなど、トラブルにつながりかねません。

増築工事を依頼する場合には、施工実績が多く技術面で信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

 

見積もりを複数取る

増築工事を依頼する場合には、見積もりを複数取ることも忘れてはいけません。

複数の見積もりを取ることで、増築費用を抑えられるだけでなく、さまざまな業者の施工内容を比較検討できます。

見積もりを複数取り、費用面と施工内容を踏まえて依頼業者を決めましょう。