医療保険の手術給付金を決める際のポイント
まずは公的保険制度を利用した際に、どのくらいの自己負担が発生するのかを確認しておきましょう。
医療費は、手術を受ける場合も基本的に自己負担割合は1〜3割です。
さらに手術費用が高額になった場合は、高額療養費制度を利用することもできます。
高額療養費制度とは、ひと月(1日から末日)に支払った医療費の自己負担額が、年齢や所得に応じて定められている上限額を超えた場合に、超えた分の払い戻しを受けられる制度です。
仮に数十万円の手術費用がかかったとしても、実際に自己負担する金額は数万円程度で済む場合も少なくありません。
高額療養費制度を利用してもカバーしきれない自己負担分を手術給付金で賄うようにすれば、合理的にリスクに備えられます。
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次に、手術給付金を選ぶ際の具体的なポイントを確認していきましょう。
医療保険の手術給付金を決める際のポイント
手術給付金の給付倍率を把握する
手術給付金が給付される条件を確認する
手術給付金の給付倍率を把握する
手術給付金の給付金額は、保険会社や商品によって異なります。
手厚い保障が必要な場合は、給付倍率の高い保険商品を選びましょう。
ただし、給付倍率を高くするとその分保険料の負担も大きくなります。
近年では給付倍率や給付金額を契約時に選べる商品も多くなっているので、家計とのバランスや必要保障額に合わせて倍率に設定しましょう。
手術給付金が給付される条件を確認する
基本的に医療保険では、約款所定の支払事由に該当するたびに、何度でも手術給付金が支払われます。
しかし、手術給付金が支払われる条件は、保険商品によって異なるので以下のような制限が設けられているケースも少なくありません。
手術給付金の給付内容が制限される例
同日に複数の手術を受けた場合は、支払額が高額の手術に対してのみ給付金が支払われる
放射線治療については60日に1回を給付限度とする
約款に記載されているものの、自分だけで書類の内容を理解するのが難しいと感じる場合は、保険会社の担当者やFPなど保険の専門家に相談してみましょう。
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まとめ
医療保険の手術給付金は、手術に伴う経済的な負担を軽減するのに役立ちます。
給付金額や給付条件は保険商品ごとに異なるため、公的保険制度適用後の自己負担額や家計とのバランスを見ながら、自分に合った保障を選ぶことが大切です。
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