壁のカビ取り|カビが発生する原因と素材別の掃除方法、注意点も解説

壁のカビ取りを行う際の注意点

カビの発見から掃除後のケアまで、壁のカビ取りをする際の注意点をご紹介します。

 

放置はNG、早急に対処する

壁にカビを発見したら放置せず、早急にカビ取りをしましょう。

壁のカビを放置すると、時間の経過とともに部屋中に広がり、カビを餌とするダニや害虫も発生します。広がった胞子を家族が吸い込むと、アレルギー性鼻炎や喘息、シックハウス症候群を引き起こす原因となりかねません。

また、胞子が根を張りカビの被害が壁紙の裏や下地、建材にまで及ぶと、自力で除去するのは困難です。クロスの貼り替えや、ひどい場合は建材の取り替えが必要になり、数十万円の出費となるケースもあります。

カビは気づいたときにすぐ対応して被害や出費を抑え、快適で健康な暮らしを守りましょう。

 

カビの胞子を吸い込まないよう準備する

カビの胞子は空中に舞いやすく、直接触れたり吸い込んだりすると健康を害する恐れがあります。カビ取りの際は、カビの胞子に触れないよう、皮膚や粘膜を保護してから行いましょう。

カビ取りの際に必要な装備は以下の通りです。

・マスクを装着する
・ゴム手袋をはめる
・めがねまたはゴーグルをつける
・長袖の服を着用する

さらに、カビの胞子や揮発した液剤を吸い込まないよう、換気をしながら行ってください。

また、1枚の雑巾を使いまわすと、付着したカビを広げてしまいかねません。雑巾は数枚準備して、工程ごとに取り替えると、カビの再発を防げます。

 

壁紙や建材を傷つけないよう注意する

自分で壁のカビに対処する際は、壁紙や建材を傷つける恐れがあるため、必ず素材の特徴や注意点を押さえてお手入れしましょう。使用する道具によるダメージや、洗剤による色抜け・変色などが心配な場合は、目立たない場所で試してみるとよいでしょう。

自信がない場合は、プロのクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。賃貸住宅の場合は特に、管理会社や大家さんに相談して、クリーニング業者に頼むのが無難でしょう。

 

再発を防ぐ

カビ取りが終わったら、カビが再発しないよう換気や湿気対策を行いましょう。

カビ取りをしてもしばらくすると再発する場合は、カビの胞子が壁紙の裏や下地にまで根付いている可能性があります。カビの再発を抑えるためには、目に見えるカビを除去するだけでなく、カビが発生する原因を特定して取り除くことが大事です。

 

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まとめ:壁の素材に適したカビ取り方法で、安全に壁をきれいにしよう

自力で壁のカビ取りをする際のポイントや注意点をまとめます。

 
・壁のカビに気づいたら、すぐに対処して被害を抑える
・壁の素材を確認し、適した方法やアイテムでカビ取りをする
・ゴーグルやマスク、手袋や長袖で皮膚や粘膜を保護し、換気をしながら行う
・自力でカビ取りが難しい場合は、プロに相談する
・カビの原因を除去し、換気や湿気対策を徹底して再発を防ぐ

壁のカビは発生初期に除去し、家族や家を健康な状態に保ちましょう。