セイヨウニワトコの名前の由来や花言葉


Mario Krpan/Shutterstock.com

学名のSambucus nigraの「Sambucus」は、ギリシアで使われていたサンブカという楽器に由来。「nigra」は黒いという意味で、セイヨウニワトコの実が黒いことからきています。別名のエルダーは、アングロサクソン語で「oels(エルド)」、「炎」という意味が由来です。セイヨウニワトコの枝の芯を取ってストロー状に加工し、火を起こすのに使われていたからとされています。

ニワトコは漢字では「接骨木」と書きますが、これは生薬として打ち身や打撲に使われていたことに由来します。また、ニワトコ(庭常)という名前の由来は、薬用として「庭」に「常」に植えられていたことなのだそうです。

セイヨウニワトコの花言葉は、「思いやり」「熱心」「あわれみ」「苦しみを癒す」「愛らしさ」などがあります。

(広告の後にも続きます)

セイヨウニワトコとニワトコの違いとは?


左がニワトコ、右がセイヨウニワトコ。muralird2008、iPlantsman/Shutterstock.com

セイヨウニワトコと日本に自生するニワトコは、近縁種です。主な違いは、セイヨウニワトコは黒い実をつけますが、ニワトコは赤い実をつけること。また、西洋ニワトコは花や実を飲み物やジャムにするほか、ポプリやバスハーブなど幅広く利用されていますが、ニワトコは花や実を食用とはしません。ニワトコは春の新芽を天ぷらに利用するほか、生薬などに利用されています。


ニワトコの赤い実。ijimino/Shutterstock.com