シルバーレースの育て方のポイント
用土
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シルバーレースは、水はけがよければ土質は選びません。地植えする場合は、植え場所を深さ30cmほど掘り返して腐葉土を混ぜ、水はけをよくしておくとよいでしょう。鉢植えの場合は、市販の培養土で問題ありません。
水やり
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シルバーレースは過湿を避けて乾かし気味に育てることが重要です。過湿な状態が続くと、下葉が傷んだり根腐れしたりする可能性があります。
地植えの場合は基本的に自然の雨のみでよいのですが、長雨が当たるような場所を避けましょう。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるようにしましょう。
肥料
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シルバーレースはあまり肥料を必要としないため、肥料は控えめでかまいません。元肥として緩効性化成肥料を施しておけば、追肥はほとんど不要ですが、生育が悪い場合は春と秋に緩効性化成肥料を置き肥して様子を見ましょう。寄せ植えしている場合は、ほかの植物の施肥に合わせるとよいでしょう。
注意する病害虫
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【病気】
シルバーレースの栽培では、特に気をつける病気はありません。
【害虫】
シルバーレースには、まれにアブラムシが発生することがあります。
見つけ次第駆除することが重要です。数が少ないうちはテープなどでぺたぺた取り除くことができます。量が多いときは薬剤を使って駆除しましょう。オルトランなどの適用のある殺虫剤を株元にまいておくと、しばらくするとアブラムシはいなくなります。
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シルバーレースの詳しい育て方
苗の選び方
下葉が枯れたり、株元がぐらついているものは避け、葉色がきれいで徒長していない苗を選ぶとよいでしょう。
植え付け・植え替え
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植え付けは真夏と真冬以外ならいつでもできます。
植え替えは4月か9~11月がおすすめです。鉢植えが根詰まりを起こしているようなら植え替えましょう。植え替えの際は根鉢をくずし、新しい用土に入れ替えます。
地植えの場合は植え替える必要はありません。
日常のお手入れや注意点
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花が咲くと株が弱るため、初夏につぼみを付けたら切り取るようにします。
梅雨の時期は、鉢植えを雨の当たらない場所に移します。地植えの場合は雨よけをしてもよいですが、あらかじめほかの植物で多少雨が避けられる場所に植えておくのがおすすめです。
剪定・切り戻し
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大きく育ってくると下葉が枯れて見た目が悪くなるので、株元から5~6cmのところでばっさりと切り戻しましょう。切り戻すことで脇芽が伸び、これを育てれば元のこんもりした葉姿に戻ります。株姿が乱れた場合、必要に応じて挿し木で株を更新してもよいでしょう。
増やし方
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シルバーレースは挿し木で増やすことができます。
挿し木の適期は4~6月、9~10月です。切り戻した茎を使ってもよいでしょう。
先端を7~10cmほどの長さに切って挿し穂にし、下の葉を取り除いて水揚げします。挿し木用の用土に挿し、明るい日陰で水を切らさないよう管理しましょう。
シルバーレースが枯れる4つの原因
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シルバーレースの管理は、ちょっとしたコツを知っているとよく育ちます。育てているシルバーレースが枯れてしまった場合、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、枯れてしまうよくある原因別に対処法をご紹介します。
1.水のやりすぎ
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水をやりすぎると根腐れを引き起こし、根が呼吸できず枯れてしまいます。また夏場は高温多湿で蒸れて枯れることもあります。水やりは控えめにし、風通しのよい場所で乾燥気味に管理することが重要です。
2.肥料の施しすぎ
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肥料のやりすぎも根が傷み枯れる原因の1つです。
シルバーレースは肥料焼けを起こしやすい植物です。あまり肥料を必要としないので、与えすぎに注意することが重要です。
3.根詰まり
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長期間同じ鉢で育てていると鉢の中が根でいっぱいになる、根詰まりを起こすことがあります。
そのままにしていると水分や養分が吸収できず、枯れる原因となります。鉢底から根が見えている、水が土になかなか染み込まないといったときは植え替えをしましょう。
4.気温の低さ
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シルバーレースは多少の耐寒性があり、関東地方以西の平地では特に対策をしなくても戸外で冬越し可能ですが、強い霜にあたると枯れることがあります。
育てる際の適温は15~25℃です。寒さが厳しい地域や暖地でも寒波が来るときは、霜の当たらない軒下や室内に入れたり、不織布で覆って寒風から守るなどの霜よけ対策が必要です。
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シルバーレースの繊細な草姿を楽しもう
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シルバーレースは繊細な葉の形や淡い色の葉が美しいリーフプランツです。育てる際は乾燥ぎみに管理するなど、ちょっとしたポイントを押さえると上手に育てやすくなります。特に寄せ植えに使えば、葉の美しさを引き立てることができ、シルバーの葉がアクセントになるのでおすすめ。ぜひご自宅などで試してみてはいかがでしょうか。
Credit
文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。