最も扱いやすい中鉢の寄せ植え

こちらは最も作りやすい中鉢の寄せ植えです。中鉢はスペースをとらず、移動も可能なので、玄関前や通路など人が通る場所など、どこにでも置きやすいのがメリット。10〜15株程度植栽できるので、さまざまな植物を組み合わせて複雑な表情を作り出すこともできますし、品種を絞ってインパクトを出すこともできます。

【使った植物】

<一年草>

・パンジー&ビオラ

・トウガラシ‘カリコ’

・ネメシア

・デコベリー (低木・一年草扱い)

<宿根草>

ラベンダー‘バレンス・ダークバイオレット’

カリシアロザート

アルテルナンテラ‘キャツラジュピター’

庭の小道の入り口に置いた中鉢の寄せ植えです。周りにいろいろな花が咲く場所なので、寄せ植えはパンジー&ビオラに絞って印象的にしました。例えば、複数の寄せ植えの鉢を並べる場合も、シンプルな鉢植えと複数種類の植物が入った複雑な寄せ植えを組み合わせると、見応えのある風景になります。

【使った植物】

<一年草>

・パンジー&ビオラ

・アリッサム

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レア品種をコレクションする小鉢の寄せ植え

パンジー&ビオラは一輪で複雑な表情を持つ絞りやフリル、フリンジなど、工芸品のような花があります。入手するのも困難な品種も少なくありませんが、運よくそんなレア品種と出会えたときには小鉢でコレクション的に楽しみます。ガーデンテーブルや門柱の上に置けるサイズ感なので、風景のワンポイントになります。

【使った植物】

<一年草>

・フリンジのパンジー

・原種シクラメン・コウム

【使った植物】

<一年草>

・フリンジのパンジー&ビオラ2種

単品植えの小鉢の「寄せ鉢」

1鉢に1種ずつ植えた小鉢を並べてコーディネートした寄せ植えならぬ「寄せ鉢」の窓辺です。小鉢を複数並べる場合は鉢の素材感や色を合わせると花が引き立ちスッキリ見えます。パンジー&ビオラは品種数がとても幅広いので、1鉢ずつ異なる品種を植えた寄せ鉢もおすすめです。

大鉢、中鉢、小鉢のコーディネート

大鉢、中鉢、小鉢を並べた庭のテラスです。大鉢と中鉢のパンジーは同じものを入れてコーディネートしました。寄せ植えはなんといっても地植えにできない場所でも華やかに演出できるのがメリット。さまざまなサイズの寄せ植えを作って家の周りを彩ってみてはいかがでしょうか。

Credit

話 / 面谷ひとみ
– ガーデニスト –

おもだに・ひとみ/鳥取県米子市で夫が院長を務める面谷内科・循環器内科クリニックの庭づくりを行う。一年中美しい風景を楽しんでもらうために、日々庭を丹精する。花を咲き継がせるテクニックが満載の『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(KADOKAWA)が好評発売中!



写真 / 3and garden



スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。