ガマズミは春に白い花を咲かせ、夏には涼しい緑陰をもたらします。秋になると真っ赤な果実をつけてさらには紅葉も楽しめるため、四季の移ろいを強く実感できる庭木として人気があります。この記事では、ガマズミの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、育て方、種類などについて幅広くご紹介します。
ガマズミの基本情報
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植物名:ガマズミ
学名:Viburnum dilatatum
英名:linden arrowwood、linden viburnum
和名:ガマズミ(莢蒾)
その他の名前:ビバーナム、蒲染、イヨゾメ、カメガラ、シモフリなど
科名:ガマズミ科
属名:ガマズミ属
原産地:日本、朝鮮半島、中国
分類:落葉性低木
ガマズミの学名は、Viburnum dilatatum(ビバーナム・ディラタツム)。ガマズミ科ガマズミ属(ビバーナム属)の落葉性低木です。分類体系によってはレンプクソウ科に分類されることもあります。原産地は日本、朝鮮半島、中国。暑さや寒さに耐え、育てやすい庭木の一つです。樹高は2〜3mほどですが、毎年の剪定によって程よい樹高にコントロールすることができます。春に白い花を咲かせるほか、秋には可愛らしい赤い実をつけるとともに紅葉も美しく、四季の移ろいによって表情の変化を楽しめる花木です。
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ガマズミの花・葉・実の特徴
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園芸分類:庭木
開花時期:5〜6月
樹高:2〜3m
耐寒性:強い
耐暑性:強い
花色:白
ガマズミの開花は5〜6月。花茎を伸ばした頂部に、たくさんの白い小さな花が密集して咲き、見応えがあります。秋になると5mmほどの赤い実を多数つけ、美しい実姿にも観賞価値があるほか、庭に野鳥を呼び込みます。13〜14cmほどの葉は楕円形。縁には細かく切れ込みが入り、対生につきます。
秋に実る赤い実。High Mountain/Shutterstock.com