トイレ対策
断水すると水洗トイレが使えなくなります。避難所では「トイレの水が流れず不衛生だった」「トイレのときだけ家に帰った」「支援物資の紙おむつを待ち望んでいた」などの声があり、被災者の苦労がうかがえます。女性は男性より冷えやすく、トイレが近い傾向にあるため、しっかり備えておきたいですね。
携帯トイレ
断水に備えておきたいのが、凝固剤と袋がセットになった携帯トイレです。使い方は、トイレの便器にカバー用の袋を取り付けて、その上からもう一枚袋をかぶせます。凝固剤を入れてから用を足し、袋を取り出して結び、可燃ごみとして処分します。
また、段ボールを組み立てて作る簡易トイレがセットになったものもあり、こちらはトイレの便器がないところでも使えます。
大人用の紙パンツ
断水時のトイレ対策として、大人用の紙パンツを備えておくのも手です。大人用の紙パンツは介護だけでなく、災害でトイレが使えないときのトイレ代わりにもなります。
アテントの大人用紙パンツ「下着気分」シリーズは、下着らしい見た目にこだわった紙パンツ。色はシンプルホワイトとエレガントピンクベージュの2種類。シンプルなパッケージで持ち歩きやすく、うす型タイプでさらっと快適な履きごこちです。
アテント公式サイト:https://www.elleair.jp/attento/
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その他の衛生対策
心身の健康のために、以下の対策もあわせて行いましょう。
口腔ケア用品
断水などで歯磨きができない状態が続くと、口腔環境に悪影響を及ぼします。50代は歯周病リスクが高まり、歯の喪失本数も一気に増加する年代。災害時の口腔ケアには、水がなくても使えるマウスウォッシュや歯磨きシートなどを備えておきましょう。
トイレットペーパーなど紙モノ
災害発生直後に買い占めが起こると不足しやすいのが紙モノ。生理用品だけでなく、トイレットペーパーやティッシュペーパーも多めにストックがあると安心です。長巻タイプのトイレットペーパーやコンパクト設計のティッシュペーパーなら、スペースを取らずに収納できます。
身だしなみ用品
ストレスを感じやすい避難生活では、普段と同じような身だしなみをすることがストレスの軽減につながります。スキンケア用品やヘアブラシ、ヘアゴム、鏡、水のいらないシャンプーなどの身だしなみ用品を備えておき、少しでも心にゆとりを持てるようにしましょう。
(まとめ)
災害に強い社会の実現には女性の視点が欠かせませんが、まだまだ十分ではありません。まずは自分で自分を守るために、日頃から必要な備えに努めましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
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