車体購入以外に必要な維持費の種類

自動車を所有すると毎月の維持費が必要です。ここで代表的な維持費を書き出してみましょう。

・駐車場代  5000~2万円/月(地域差が大きい)
・自動車保険 1万5000~2万円/月(年齢が若いと高い)
・自動車税  1万~5万円/年(車両サイズによる)
・車検    10万~15万円/2年に一回
・オイル交換 3000~5000円/年に2回
・ガソリン代 走行距離による

駐車場代が不要であれば良いですが、借りる必要があれば毎月の駐車場代は無視できません。もし駐車場を借りるのであれば、あらかじめ周辺の駐車場の相場などを調べておくと良いでしょう。

また相談者の方は20代前半とのことですので、通常であれば自動車保険の保険料は一番高いクラスが適用されます。このことから駐車場と自動車保険で最低2万円程度が必要になりそうです。ここに車検代や自動車税などを加えるとさらに維持費が必要です。

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20代での自動車購入の予算目安はいくら?


車両価格
【画像出典元】「stock.adobe.com/Destina」

車両価格はなるべく安い方がいいでしょう。

すぐにではないかもしれませんが、今後はお子さんの誕生やマイホームの購入など、家族の幸せなイベントもあるでしょう。その準備や毎月のやりくりを考えると、高い車を買うことは避けた方がいいのではないでしょうか?

個人的には、夫婦の手取り収入の10~20%を貯金や投資などにまわすことができれば、先々の家族のライフイベントに備えることができると考えます。いくら貯金するかを夫婦で決めて、その上で維持費と自動車の購入費やローンにどれくらい使うかを決めましょう。自動車に関連する費用は夫婦の手取りを合算し、手取りの10~15%程度が目安だと思います。

例えば100万円の車を5年間で返済する自動車ローンを使って購入すると、毎月の返済はおおよそ1万8000円程度です。この返済額に毎月の維持費が必要になることを考えると、高い車を買って苦労するよりも、無理のない範囲の車を購入して、お金に余裕ができたら、夫婦のレジャー費に使うぐらいの方が良いと思います。