マイナ保険証、スマホに搭載も


マイナンバーカードをスマホに搭載
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2024年8月時点では未だに利用率の低いマイナ保険証ですが、今後は徐々に普及していくでしょう。

なぜなら2024年12月2日以降、従来の健康保険証は新規発行されなくなるためです。従来の健康保険証にしても、経過措置として交付される資格確認書にしても、先述の通り有効期限がある以上、有効期限を迎えた後はマイナ保険証へと切り替える必要があります。

現状は「不便」「メリットを感じられない」といわれているマイナ保険証ですが、2025年にはマイナ保険証の機能をスマートフォンにも搭載できるようになる予定です。さらにマイナンバーカード自体は2025年3月から運転免許証としても使えるようになります。

このように、マイナ保険証やマイナンバーカードの利便性は今後も向上していくでしょうから「従来の保険証が廃止されるから」といった消極的な理由以外でもマイナ保険証の利用者は増えていくものと考えられます。

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まとめ

最後に、本記事の要点をおさらいしておきましょう。

・2024年12月2日以降は従来の健康保険証の新規発行が終了。マイナンバーカードに一本化される
・従来の保険証は2025年12月1日もしくは今持っている健康保険証の有効期限のいずれか早い日にちまで使える
・マイナ保険証の未登録者には健康保険証として使える「資格確認書」が交付される
・マイナ保険証はスマートフォンアプリ、セブン銀行ATM、医療機関・薬局の受付で登録できる

現状は利用率の低いマイナ保険証ですが、従来の健康保険証がいずれ使えなくなるため、遅かれ早かれ登録が必要です。また、マイナ保険証なら医療費が高額になった時や、引っ越し・就職・転職の際の手続きも従来に比べて容易になります。

登録も比較的簡単にできる上、今後はスマートフォンでもマイナ保険証の機能を使えるようになりますから、早めに登録しておいて損はないでしょう。