広島湾の沖合に位置する江田島の野山を駆け回る元気な猪を捕獲し、迅速・適切に処理した、鮮度が高く臭みの少ない猪肉を料理しやすく薄めにスライス。脂の乗ったやわらかい質感を楽しめるロース、赤身がきめ細かく滋味深い味わいの肩ロース、歯応えのある赤みを味わえるモモの3つの部位がセットになっています。
江田島というのは広島市内からも近い、市内に通勤するヒトも多い、自然豊かな素晴らしい島です。実は行ったことはないのですが、江田島で地域おこしをしている人をたくさん知っているために、その素晴らしさについて耳年増。マリンスポーツが盛んで、SUPを楽しむ人が多いそう。レモンを始めとする農作物も豊か。
しかしながら、瀬戸内の島々に共通して悩まされているのが、いのしし害。いのししって、泳げるの知ってます?そもそもは、住んでいなかったいのししが、どこからか泳いで瀬戸内の島々に住み着いてしまって、柑橘類を始めとする農作物などを荒らしているのです。現在、日本が抱える悩ましい問題ですね。
このいのしし肉は、この夏にバーベキューで食べましたが、まあ、さっぱりしていて美味しいです。自然のものしか食べていないので、とってもヘルシー。それに、リーズナブル。そして、食べることで間接的に島の農業の支援にもなります。
積極的にジビエを食べることで、猟師さんの生活も豊かになり、自然と農業の共存がはかられる。日本人が週に1度はジビエを食べたら、いろいろ変わっていくのになって思ったりします。
さて、難しいことはおいといて、いのししの肉は鉄分やビタミンBが豊富。特に女性におすすめなんです。
そしてジビエは、処理が重要。迅速な処理でくさみがないのが、「おきらくや」の吉岡さんの肉ならでは。初心者にも優しく、薄くスライスされているので、焼くだけだったり、これからの季節は鍋もいいですね。
いのししの鍋は、ぼたん鍋といいますが、きのこやイモ類を入れて、味噌仕立てにするのが美味しいらしいので、冬にお取り寄せしたら、ぜひ挑戦してみたいです。
ロース、肩ロース、もも、それぞれ200グラム。計600グラム。部位の食べ比べも楽しいです。
きちんと加熱して、でも加熱しすぎないで、その塩梅が難しいですが、鉄分を含むのであまり加熱しすぎちゃうと固くなってしまうので、そのあたり注意して焼いたり煮たりしてくださいね。
「さとやま商店 HIROSHIMA」は、他にも広島の自慢の美味しいものがたくさんありますので、折々に訪れてみてくださいね。尾道ラーメンの食べ比べもおすすめです。