
マーガレットのような愛らしい花を咲かせるローダンセマム。キク科らしい可憐な花に加え、美しいシルバーリーフを茂らせるので、開花期以外もカラーリーフプランツとして活躍します。この記事では、ローダンセマムの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、育て方のポイント、人気品種など、多岐にわたって解説します。
ローダンセマムの基本情報
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植物名:ローダンセマム
学名:Rhodanthemum
英名:Moroccan daisy
和名:ローダンセマム
科名:キク科
属名:ローダンセマム属
原産地:北アフリカ、スペイン
分類:宿根草(多年草)
ローダンセマムの学名は、Rhodanthemum。学名がそのまま流通名となって浸透しています。キク科ローダンセマム属の多年草です。常緑性で、冬でもみずみずしい葉姿を保ちます。原産地は北アフリカ、スペインで、耐寒温度はマイナス10℃ほどと寒さに強い一方で、夏の高温多湿を苦手とするので、夏越しの管理に注意が必要です。草丈は10〜30cmほどで、花壇の前方に向いています。マーガレットによく似た可憐な花姿で、より低温に強いため、冬も管理しやすいのが魅力です。ただし、日本では夏越しが難しいため、一年草として扱われる場合もあります。
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ローダンセマムの花や葉の特徴
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園芸分類:草花
開花時期:3〜6月
草丈:10〜30cm
耐寒性:強い
耐暑性:やや弱い
花色:白、クリーム色、ピンク
ローダンセマムの開花期は3〜6月で、花色は白、クリーム色、ピンク。花茎をのばした頂部に3〜4cmのマーガレットに似た花が1輪ずつ咲きます。葉には細かく切れ込みが入っており、レースのような繊細な表情が魅力的です。白い産毛に覆われたシルバーリーフで、開花期以外はカラーリーフとして利用可能。ただし、品種によってはグリーンのものもあるようです。
愛らしいピンク花も人気。haldy-01/Shutterstock.com