冬の到来と共に身体をあたためてくれる物が食べたくなりますね。温まる食材の代名詞と言えば「唐辛子」と「生姜」。香りが良く薬味としても大活躍で、薬効もある身体に嬉しいスパイスです。今回は採りたてのフレッシュな唐辛子でチリオイルを作り、生姜たっぷりの餃子をご紹介。冷えが気になる季節に嬉しいポカポカのレシピを、神奈川県葉山で旬の野菜を育て、植物を身近に暮らしながらアンティークバイヤーとして活動中のルーシー恩田さんに教えていただきます。

今年は唐辛子を花壇で栽培

夏前に植えた唐辛子は11月に入っても花壇の中で、鮮やかな色を差しています。今年はバジルやミント、ヒソップやフェンネルなどと一緒に花壇の中に唐辛子を植え込みました。紅一点とまではいきませんが、淡い小花の中でひときわ輝くホットでセクシーな深紅♡


見えませんがこの奥に唐辛子を植えました。

唐辛子はどのような土壌でも育てやすく、プランター栽培も可能。花壇の中で放ったらかしに育てましたが、沢山収穫が出来ました。


葉は炒めものにしても美味しいです。

イタリアンバジルやホーリーバジルは一足お先に、ひと夏の仕事を終えましたが、唐辛子は11月中旬でも現役。今年は暖かかったので冬の入り口まで楽しめました。緑から赤くなっていく唐辛子の様子が花壇に変化を与えて、いいアクセントとなっていました。

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フレッシュも美味しい唐辛子


青唐辛子はガパオのペーストに。

唐辛子は1株でも沢山収穫ができます。乾燥させて日持ちさせるのもいいけれど、せっかくですから、フレッシュな唐辛子も楽しみましょう。唐辛子はご存じのとおり辛い! ので、ぱくぱく食べるというよりも、まとめてタレやペーストに使うのがおすすめ。種類にもよるので一概にはいえませんが、青唐辛子のほうが爽やかでまろやかな辛さ、赤唐辛子は刺激的で鋭い辛みなので、料理によって使い分けるとよいでしょう。


日本でもいろいろな唐辛子が手に入るようになりました。

青唐辛子は完熟前の赤唐辛子。収穫時期が変わるだけでどちらも同じ「唐辛子」です。緑のトマトが赤くなるのと同じ。

トウガラシの辛味成分「カプサイシン」には消化促進作用があり、発汗を促して体を温めてくれます。脂肪燃焼や代謝アップが期待できるので、嬉しい効果がいっぱい! 「むくみ」っていうのは身体に溜め込んだ水分なので、冷えに繋がっちゃう。血流をよくすることは冷え対策にも効果的なのです。何事も滞るっていうのはよくないわよね。

寒い時に食べる辛いもの、最高ですよねぇ。ただ、汗のかきすぎは身体を冷やすので要注意。そうそう! 身体を温める作用と言えば「生姜」も忘れてはいけません。