パントリーには可動式の棚がおすすめ!棚板の奥行きや高さ・枚数も解説

パントリーに最適な可動式棚のサイズや仕様

これからパントリーの設置を検討したりDIYで後付けしたりする場合は、必要なスペースや棚のサイズを押さえておくと計画がスムーズです。

以下の3点についてくわしく解説します。

・棚板のベストな奥行きと幅
・ウォークイン式パントリーの通路幅
・パントリーにおすすめの扉の種類

 

棚板のベストな奥行きと幅

パントリーで使う棚は、奥行きが深すぎると奥に置いたものが取り出しにくく、浅すぎると置けるものが限られてしまいます。

推奨されている棚板のサイズは以下の通りです。DIYで後付けする場合も、以下を目安に材料を購入するとよいでしょう。

・奥行き:35~40センチメートル
・幅:80~90センチメートル

奥行きは35~40センチメートル程度あれば、果実酒の瓶やライスストッカーなども余裕をもって置けます。

板幅は、80~90センチメートルが一般的です。長すぎると収納したものの重みで板がたわんでしまったり、可動棚が崩れ落ちてしまったりする可能性があります。DIYで設置する場合は、棚柱や棚受けの耐荷重や注意事項も参考に、適切なサイズを選びましょう。

 

ウォークイン式の通路幅は60センチメートル以上

パントリーをウォークイン式やウォークスルー式にする場合は、内部で作業しやすいよう通路幅を確保しておく必要があります。

通路幅は目安として60センチメートル程度あれば、無理なく身動きがとれるでしょう。

 

扉は引き戸またはカーテンがベスト

パントリーにドアをつけるとデッドスペースができたり、開閉のたびにパントリーやキッチンの棚にぶつかったりします。そのため、パントリーに扉をつけるのであれば、引き戸またはカーテンがおすすめです。

引き戸やカーテンであれば開け閉めしやすく、閉めておけばリビングからパントリー内部が見える心配もありません。また、湿気がこもりがちな季節は開けておけば通気性を確保できます。

 

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パントリーを使いやすくするコツ

建売住宅や賃貸住宅などですでにパントリーが設置されているケースもあれば、新築やリフォームでこれから設置する人も多いでしょう。新たにつくる場合は、4つのコツを押さえることで使いやすさがアップします。

間取りを考慮して計画する
家電を置くなら電源も確保
回転棚で角のスペースも有効活用
作業スペースがあると便利

1つずつ見てみましょう。

 

間取りを考慮して計画する

パントリーの空間を広くとると、その分ほかの部屋の床面積が削られることになります。たとえばキッチンの床面積を削ってパントリーを広くした結果、キッチンの使い勝手が悪くなっては元も子もありません。

パントリーは家族人数やライフスタイル、使い方によって必要な坪数を決め、可動棚などで収納量を調節するのがおすすめです。

また、パントリーの位置は、家事や買い物の動線上につくるのがよいでしょう。具体的には玄関とキッチンのどちらからも行き来しやすい場所が便利です。買い物した荷物の持ち運びや整理、在庫管理もラクになります。

 

家電を置くなら電源も確保

パントリー内部にコンセントを設けておくと、電子レンジやオーブントースター、買い置き用の冷凍庫などの家電を置いて使えます。設計の段階で置き場所と電源の位置を決めておくとよいでしょう。

また、コンセントがあれば換気扇やサーキュレーター、除湿機なども使えるため、湿気対策にも有効です。

 

回転棚で角のスペースも有効活用

パントリーの角部分は2方向が壁で囲われるため、ほかの場所と比べて物が出し入れしにくくなります。パントリーを隅々まで有効活用したい場合は、回転式の棚やラックといった便利なアイテムを使うのがおすすめです。回転棚を使うと、回転台を回すだけで奥の物を出し入れしやすくなります。

回転式の棚はキッチン用品や生活雑貨のメーカーから販売されているため、店舗やホームページでチェックしてみるとよいでしょう。

 

作業スペースがあると便利

パントリー内部に余裕がある場合、作業スペースを設けておくと仕分けや在庫整理、ちょっとしたパソコン作業もできます。折り畳み式の椅子とテーブルを置いておくと、コンパクトに畳んで収納できるため便利です。

なお、可動棚を設置している場合は、使いたい位置の棚板を数枚外すとカウンターのように使えるため、パントリー内部が狭くても作業スペースを確保できます。