多様な種類が揃い、ガーデニングでも人気のラベンダー。その中でも、レースラベンダーは深い切れ込みが入る葉の繊細なフォルムが美しく、開花期以外でも葉姿を観賞できるのが特徴です。この記事では、レースラベンダーの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、種類、育て方、楽しみ方などについてご紹介します。

レースラベンダーの基本情報


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植物名:レースラベンダー
学名:Lavandula pinnata
英名:fernleaf lavender、jagged lavender
和名:レースラベンダー
その他の名前:ピナータラベンダー
科名:シソ科
属名:ラバンデュラ属
原産地:カナリア諸島
分類:常緑性小低木

レースラベンダーの学名はLavandula pinnata (ラバンデュラ・ピナータ)。シソ科ラバンデュラ属の常緑性小低木で、原産地はカナリア諸島。ラベンダーの中では、比較的耐暑性がある反面、寒さに弱い性質を持っています。樹高は30〜60cmほど。冬でもみずみずしい葉を保つため、エバーグリーンとして利用できます。花に芳香はありますが、それほど強くはなく、観賞用として楽しまれることが多いです。

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レースラベンダーの花や葉の特徴


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園芸分類:草花
開花時期:4〜7月、9~11月
樹高:30〜60cm
耐寒性:やや弱い
耐暑性:やや弱い
花色:紫

レースラベンダーの開花期は4~7月、9~11月です。よく返り咲く性質があり、環境が合えば真冬に咲くこともあります。花色は紫色で、花穂を立ち上げて下から上に咲き上がっていきます。

葉には細かい切れ込みが入り、レースのような繊細な質感が印象的。また、表面に産毛が密集していることから涼しげなシルバーリーフに見え、常緑性のため一年を通してカラーリーフプランツとして楽しめます。