タイルデッキとウッドデッキ、どっちが良い?事例とともにご紹介!

新型コロナウイルスの影響でおうち時間が増えた現在、外干し用スペースやセカンドリビングとしても使える「デッキ」を設置するケースが増えてきました。デッキとは、アウトドアリビングの場としてリビングやダイニングの前庭のようにつくられたスペースのこと。タイル製のタイルデッキや、木製のウッドデッキなどがあります。

今回は、タイルデッキとウッドデッキの特徴や事例をご紹介!材質によってメリット・デメリットがあるため、確認していきましょう。

 

タイルデッキとウッドデッキの違いは?

デッキの種類は、主にタイルデッキとウッドデッキの2種類に分けられます。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

タイルデッキのメリット

耐久性が高い

タイルデッキのメリットは、経年劣化が少ないことです。ウッドデッキの場合、直射日光に当たるとどうしても色あせてしまいますが、タイルデッキは比較的色あせないことがポイントです。そのほか水や洗剤でゴシゴシ洗っても表面が劣化することはなく、メンテナンスが手頃な点もメリットといえるでしょう。

 

カラーバリエーションが豊富

タイルデッキはカラーバリエーションが豊富なため、外観に合わせてデザインや色を選択できます。最近では木目調のタイルデッキも登場しており、より自分好みのデッキを選ぶことができます。

 

裸足で歩いても安心

ウッドデッキの場合は木がささくれ立って足にトゲが刺さってしまうといったケースもある一方、タイルデッキでは材質上、ささくれが立つことはありません。

裸足で歩いても安全な材質となっています。

 

タイルデッキのデメリット

日差しの照り返しが強いこと

タイルデッキのデメリットは、日差しの照り返しが強いことです。屋根があればある程度防ぐことはできますが、ウッドデッキよりも表面が熱くなりやすいでしょう。

 

ウッドデッキよりも建築費用が高くなりがち

ウッドデッキよりも建築費用は高くなる可能性があるほか、建築期間も長くなりがちです。タイルデッキは住宅の土台となる「基礎部分」を固めてからつくっていくため、どうしてもウッドデッキより時間がかかってしまうのです。

 

雨天時に滑る可能性がある

ウッドデッキは木材が水分を吸収するためある程度滑りにくい一方、タイルデッキは水分を弾きます。水分が吸収されずに表面に残るため、雨天時はウッドデッキよりも滑りやすい傾向です。

 

ウッドデッキのメリット

木のぬくもりを感じられる

ウッドデッキのメリットは、木のぬくもりを感じられることです。タイルデッキにはない高級感や木材のあたたかみを演出でき、洋風や和風などさまざまなデザインに合わせられます。

経年劣化しやすいという点はデメリットでもある一方、経年劣化も楽しめるような住宅になるのもウッドデッキのメリット。ともに歳を重ねていける魅力があります。

 

タイルデッキより費用が安い

ウッドデッキの設置工程はタイルデッキよりも簡単であるため、費用が安いこともポイント。建築期間もタイルデッキより比較的短くなります。

 

曲線的なデザインにすることも

木材ならではの柔軟性を生かし、曲線的なデッキスペースをつくることも可能です。柄や色は限られる分、形を自由に変えられる点はメリットといえるでしょう。

 

ウッドデッキのデメリット

定期的なメンテナンスが必要

ウッドデッキのデメリットは、定期的なメンテナンスが必要になることです。天然木であればカビや白アリなどが発生することもあるほか、直射日光に弱いことも挙げられます。

経年劣化で木がささくれ立つと、足にトゲが刺さってしまうことも。タイルデッキよりも短いスパンで定期的にメンテナンスすることが大切です。

 

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デッキがついた間取りとは?坪数別にご紹介

一戸建てにデッキを付けるには、洗濯動線や方角、庭への動線なども考えながら設置する必要があります。

デッキが付いた間取りプランを坪数別にご紹介します。

 

【17坪】主寝室にデッキが付いた間取り

2階にLDK(リビング・ダイニング・キッチン)を設置して1階に寝室や水回りスペースを置いた間取り。寝室に木目調のデッキを設置し、セカンドリビングとして活用できるようにしています。

玄関のアプローチはタイルデッキにし、白×木目調の切り替えがおしゃれな外観になっています。

 

もっと間取りが見たい方はこちらも

>>e間取りプランネット

 

【24坪】LDKと主寝室、通路の3か所からデッキにつながる間取り

LDKと主寝室、通路と3か所に出入口を設けたデッキスペースがある間取り。水回りスペースからもデッキスペースに出やすいよう工夫している点が特徴です。

デッキスペースを広めに設けて、外干しスペースやバーベキューなどのレジャーを楽しむ空間としても活用できます。

 

中庭としても使える!居住空間の中にデッキを設置した間取り

居住空間の中にデッキを設置し、中庭としても活用できる間取りになっています。吹き抜けとしての機能もあり、縦に広い空間をつくり出せる点も魅力の一つです。