家計振り返りのポイント支出はどれくらいあったのか


家計簿をつける
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次に年間支出です。家計簿を付けている方はすぐに分かりますね。分からない方は、大まかで良いので食費や光熱費、お小遣いなど費目ごとに月の平均支出を書き出してみましょう。それ以外に、盆や正月の特別費や旅行、バーゲンでの衣類のまとめ買い、家電の買い換え、冠婚葬祭などイレギュラーな支出がなかったか思い出してみましょう。負担に感じない程度にさっと書き上げるのがコツです。

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家計振り返りのポイント貯蓄はいくらできたのか、増えたのか

最後に、今年の貯蓄額を計算しましょう。自動天引きで積み立てをする一方、給与から賄えなかった時は貯蓄を取り崩しているから結局いくら貯まったか分からないという人もいると思います。その場合は、「2020年12月末の全ての通帳残高」から「2019年12月末の全ての通帳残高」を差し引くと簡単に分かります。

家計簿で家計管理をするのは良いことですが、大切なのは順調に貯蓄ができているかどうかです。極論をいえば、貯蓄が順調なら残りは何に使っても良いわけですから、貯蓄の純増額はしっかり把握しましょう。書き出した支出からいえばもっと貯まっているはずなのに・・・という人は、何に使ったか分からない「使途不明金」の解明が今後の貯蓄へのカギです。