小さな趣味のいいところは、お金がかからないこと

持続的な幸せ、ウェルビーイングを高めることができれば私達の日々はもっと豊かで幸福感のあるものになります。しかしマネープランについてきちんと考える時、上手にお金を使って幸せを手に入れることが重要です。

未来のためにお金を貯めることは大切ですが、ただひたすらガマンして貯金していたら、毎日が無味乾燥なものになってしまいます。これは目の前の幸福感を捨てていることになります。

かといって、趣味はたくさんあるけれど、目の前の喜びだけにお金を無制限に使い続けて、借金転落、というのも困ります。推し活で何十万円も払ってしまう人は、現在の幸福感(しかもそれは一時的かもしれない)を手に入れると同時に未来のお金の不安も得ているわけです。

そう考えると、小さな「趣味未満」、あるいは「小確幸」を持っている人は幸せかもしれません。あまりお金をかけずに幸せを手に入れている人ともいえますし、小さな幸せは日常生活に繋っていることも多いので繰り返すことができます。持続的なわけです。

あなたの生活がちょっとつまらないものとなっているのなら、「ちょっとの予算で実現できる小さな幸せ、小さな趣味」をみつけてみてはどうでしょうか。

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意識的に小さな趣味を持ってみよう

「小さな趣味なんてないよ」という人が多いと思いますが、誰でも日常生活の小さなパーツとして、そういう喜びがあるはずです。例えば、

「自販機やコンビニで新作ジュースを見かけたら必ず試して、SNSに投稿する」という人も小さな趣味を持っているといえます。

「何カ月に1度くらい、天気の良い週末に徹底的に部屋掃除をしてスッキリするのが楽しみ」という人もいます。

「通勤途中にネコに挨拶する」とか「ベビーカーの赤ちゃんを見つけたら、手を振ってあげる」のようなささやかな楽しみでもいいのです。何か、ひとつくらいあるのではないでしょうか。

私は「エレベーターに乗ったらボタンの前に立って開閉ボタンを押す」のが好きで、一階についた時は最後に降りるという「小さな趣味」があります。機械をいじるシンプルな楽しみが味わえますし、先に他の人を降ろすと「ありがとうございます」なんて言ってもらえることもあって気持ちがいいものです。

お金をかけなくても幸せになれる、小さな趣味や習慣をぜひみつけてみてください。