細かい切れ込みが入る葉が、ふんわりと繊細なイメージをもたらすアサギリソウ。産毛に覆われているため光を受けるとシルバーグリーンに輝き、美しいカラーリーフとして活躍します。この記事では、アサギリソウの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、種類、育て方などについて詳しく解説します。

アサギリソウの基本情報


Cornflakes/Shutterstock.com

植物名:アサギリソウ
学名:Artemisia schmidtiana
英名:silvermound
和名:アサギリソウ(朝霧草)
科名:キク科
属名:ヨモギ属
原産地:北陸以北~北海道、樺太、千島
形態:宿根草(多年草)

アサギリソウは漢字で「朝霧草」と書き、学名はArtemisia schmidtiana(アルテミシア・シュミドティアナ)です。キク科ヨモギ属の多年草で、原産地は日本の北陸以北〜北海道、樺太、千島。高温多湿がやや苦手で、寒さに強い性質をもっています。草丈は20〜30cmほどです。落葉性で、冬は地上部を枯らして休眠し、翌年の成育期に入ると新芽を出して再び生育します。

(広告の後にも続きます)

アサギリソウの葉や花の特徴


Ticiana32/Shutterstock.com

園芸分類:草花
開花時期:8月〜9月上旬
草丈:20〜30cm
耐寒性:普通
耐暑性:普通
花色:黄

アサギリソウの茎葉はびっしりと白い産毛に覆われています。光を受けると輝くようなシルバーリーフが大変美しく、主に茎葉を観賞するカラーリーフプランツとして人気があります。線のような細い葉は長さ4〜5㎝で、羽状複葉で細かい切れ込みが入る繊細な表情が魅力的。ふわふわとした軽やかな質感でドーム形にまとまり、思わず触ってみたくなる草姿をしています。

アサギリソウの開花期は8月〜9月上旬で、小さな黄色い花を咲かせます。花よりも茎葉に観賞価値があるとされ、つぼみのうちから切り取って株姿の勢いを保つのも一案です。