9人の写真家が紡ぐ宇多田ヒカルの物語。今までにないライブ写真のかたち

宇多田ヒカルだからこそ成し得たコラボレーション

1998年に「Automatic/time will tell」でデビューした宇多田ヒカル。ファーストアルバム「First Love」はCDセールス日本記録を樹立し、いまだその記録は破られていない。2023年にデビュー25周年を迎え、初のベストアルバム「SCIENCE FICTION」をリリース。6年ぶりの全国ツアー「SCIENCE FICTION TOUR 2024」では、国内7か所、初の台北公演・香港公演を含め計18公演・約25万人を動員した。そんな稀代のアーティスト、宇多田ヒカルと9人の写真家がコラボレーションしたプロジェクトが、『NINE STORIES』だ。

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9つの視点で切り取る、9つの都市の物語

プロジェクト名はアメリカの小説家、J.D.サリンジャーの短編小説のタイトルより命名。その珠玉のストーリーの如く、9つの都市で開催された宇多田ヒカルの物語(ライブ)を、現代を代表する作家たちがそれぞれ独自の視点で切り取り、紡いでいく。

写真家には、木村和平、鈴木親、細倉真弓、川内倫子、森山大道、John Yuyi、Wing Shya、ホンマタカシ、野口里佳という、それぞれ独自の視点と表現を持つ9名が参加。「覗見」「断片」「身体性」「溢光」「関係性」「自己投射」「カレイドスコープ」「同時性」「存在」という9つの視点から、「SCIENCE FICTION TOUR 2024」と宇多田ヒカルを切り取る。