「彼氏、いるの?」と聞かれた時の正解は?35歳美女の返答に、男がドン引きした理由とは

今週のテーマは「何も悪いことはしていないのに、男からの連絡が途絶えた理由は?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:「顔は合格点なのに、何がダメ?」高収入で将来設計も完璧な35歳女に、4年彼氏がいないワケ

美月を初めて見た時、「なんて綺麗な人なんだろう」と思った。

すらっと身長が高く、モデルさんのような体型でありながら、顔も信じられないくらい綺麗で、声をかけずにはいられなかったくらいだ。

しかもその場での声掛けに成功し、その後二度もデートした。

しかし、二度デートをして、僕はあることに気がついてしまった。

どこから見ても完璧な美女で、しかも性格まで良い。気遣いもできるし、自立もしている。

ただきっと、美月は気がついていない。自分が纏っている鎧の分厚さに…。



A1:もう少し、心を開くそぶりを見せるべきだった。



美月と出会ったのは、丸の内の飲食店だった。

そこはある意味金曜の夜になると、出会いを求める男女たちが集ってくる場所でもある。そんな中、目立っている綺麗な二人組がいた。

それが美月と、彼女の後輩の花という子だった。

「よければ、一緒に飲みませんか?お二人、すごい綺麗だったので、思わず声かけちゃいました」

僕のほうも後輩といたので、ちょうど2対2で良いなと思ったのもあるが、とにかく美人だったので普通に一緒に飲みたいと思ったから声をかけた。

すると意外に美月は優しい対応をしてくれ、みんなで一緒に飲むことになった。

「美月さん、身長何センチですか?」

「私ですか?165cmですけど…」

「美人だし、スタイルも良すぎません?」

「いえいえ。和樹さんも、身長高いですよね?イケメンだし」

「本当ですか?嬉しいなぁ」

もちろん連絡先をちゃんと交換し、僕は改めて美月をデートに誘った。

結果OKをもらえ、『テクストゥーラ(TexturA)』で初デートとなる。オープン当初から話題になっていたけれど、何度訪れてもやっぱり美味しいし、そして永遠に女性陣の心も掴み続けている店なので安心感もあった。

店にやって来た美月は相変わらず綺麗だったので、緊張してつい饒舌になる。

「この前は、急に話しかけちゃってすみません。後輩の女の子…花さんでしたっけ?あの後大丈夫でした?」

「まったく!花ちゃんも楽しんでいたみたいですよ。そうそう、和樹さんの後輩の方と今度ご飯行くって言っていました」

「マジか!あいつ、やるなぁ」

そんな会話をしながらも、食事は楽しく進んでいく。

「美月さんって、本当に美人ですよね。よく言われると思いますけど」

「本当に、褒め上手ですよね」

「そんなことないですよ、本心ですよ」

僕としては、会話のごく自然な流れで言っているつもりだった。しかし美月は、急に怪訝そうな顔を僕に向けてきた。

「あの、和樹さんっていつもそういう感じなんですか?」

「え?」

「いや、女性慣れしていらっしゃるなぁと思って…」

女性は褒められるのが好きかと思っていたけれど、そうでもない人もいるようだ。その事実に驚きつつも、「不快にさせちゃったかな?」と思い、少し焦る。

「そう見えます?美月さんって、面白いこと言いますね」

「え?そうですか?」

でも僕としてはもっと仲良くなりたいので、美月の殻を壊したい。その第一段階として、まずは敬語を取っ払うことだろう。

中華とスペイン料理の融合が織りなすこの店の名物「イチリンハナレのよだれ鶏」が運ばれてきたタイミングで、僕はもう一段階ギアを上げてみる。

「美月さんって…僕と同じ歳くらいですかね?敬語、やめませんか?」

「私は35歳です。和樹さんは?」

「僕は33歳なので、僕の方が年下ですね」

「そっか、年下か…」

しかし美月は少し考えてから、まさかの“敬語ナシ”と拒否してきた。

「敬語は…もう少し仲良くなったら、なしにします」

「美月さんって、真面目なんですね。そういう感じ、嫌いじゃないですけど」

別にそれぞれのペースがあるから仕方のないことだけれど、はっきり言われると少し傷つく。

― 全然心開いてくれないじゃん…。俺、もしかして迷惑がられているのかな?

そう思った。でもまだ初デートだ。だからもう一度、リベンジしたい。

「美月さん、またすぐにデートに誘ってもいいですか?」

「はい、もちろんです」

こうして、リベンジデートならぬ二度目のデートへ挑むことにした。

でもこの二度目のデートで、僕は「もう身を引こう」と思うことになる。



A2:入る隙がまったくないと、可能性ゼロで諦める。



二度目のデートは、美月の家の近くにある、僕の好きなイタリアンにした。

すると美月も喜んでくれていたので嬉しかったのだが、会話を進めていくうちに、とてもしっかりした人だということがどんどん判明していく。

「美月さんのお家、お近くですか?近いほうがいいかなと思って」

「お気遣いありがとうございます。そうですね、ここから徒歩10分くらいですね。2年前にマンションを買って…」

「え!すごいですね」

「全然ですよ。老後のための投資です」

「素晴らしいですね…」

出会った時からちゃんとしている女性だとは思っていたけれど、話を聞いているうちに、美月の規律正しさは想像以上だったと知ることになる。

「すごいな〜。じゃあ美月さんって、普段週末とかは何をされているんですか?」

「何をしているかな…とりあえず午前中は家事をしたり?夜は友達と飲むこともありますが、家にいることも多いかな。和樹さんは?」

僕もちゃんとしているほうだとは思うけれど、土曜の午前中は二日酔いで使い物にならない時もある。

もしくは、深夜までゲームをしていることもある。

「僕は似たような感じですが、夜は大体友達と飲んでいますね」

「家でも飲むんですか?」

「まぁ、たまに。美月さんは?」

「私は家では一滴も飲まないです。外では飲むんですけどね」

もし今後一緒に暮らすなんてことがあっても、家で僕がだらけていたら、大きくため息をつく美月の姿が想像できる。

それだけではない。僕が「あ、無理かも」と思ったのには、もう一つ理由があった。

「今さらですが、美月さんって今彼氏とかいるんですか?」

お互いの恋人の有無を確認していなかったことに気がつき、一応聞いてみたところ、美月から、ものすごく意外な答えが返ってきた。

「いないですよ。もう4年くらい、いないかもです」

― よ、4年!?

「え!そうなんですか!?こんな綺麗なのに…美月さんほどの美女、放っておかなくないですか?」

「そんなことないですよ〜」

彼氏が長年いないことが、悪いのではない。ただ僕がこの回答を聞いて真っ先に思ったのは、「入る隙がないんだろうな」ということだった。

マンションも持っていて、私生活もちゃんとしている。

素晴らしく規律正しい生活を送っていて、きっとマイルールもたくさんあるのだろう。

そこまで完璧でいられると、こちらが入っていくスペースなんてあるのだろうか?

その答えは、限りなくゼロに近いと思う。

あまりにも完璧すぎると、もうその壁を登る気すら湧いてこない。ただ高い壁を眺めて、諦める。

男なんて意外に弱くて傷つきやすい生き物だから、多少の隙があったり、「この子、僕のこと好きなのかな?」と思わせてくれるくらいの女の子のほうが、安心するのだ。

そして最後まで、美月は入る隙を与えてくれない。

「今日も楽しかったです!ありがとうございます。あと、ご馳走さまです。和樹さん、お会計おいくらでした?」

「いやいや、大丈夫ですから。ここは払わせてください」

こちらが支払っているので、そこは素直に甘えてほしい。

「じゃあお言葉に甘えて…ありがとうございます」

しかし美月のいらない気遣いは、これだけでは終わらない。

「美月さん、途中で下ろすのでタクシーに一緒に乗っていきませんか?」

「運動も兼ねて、少し歩きます。ありがとうございます」

― すごい警戒されてるし…。いや、むしろ拒まれてる?

美月ほど鉄壁で、ガードが固くて1mmも“ゆるさ”がない女性は、今後距離が縮まることがあるのだろうか?

― たぶん、これは脈なしだな。

そう思い、僕は早々に諦めた。



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