少し“キチンとしたい時”は中身も装いも美しいものを

文:岡野ぴんこ

少しかしこまった相手へのちょっとしたギフトや手土産は意外と悩んでしまう人も多いのではないかと思う。

お仕事関係で目上の方、立場とそして年齢も上の方だとさらに考えてしまう。

自分にとって大切な人の親や親戚への贈り物、内祝など礼儀を抑えキチンとしつつ、

中身はありきたりすぎない方がいい…そんな時でも、どうしても印象的にしたい気持ちは捨てられないのは我々のサガ、ですよね。

そんな注文の多いギフト、を叶えてくれるのが銀座や南青山に店舗をかまえるHIGASHIYAの桐箱詰め合わせ。

おこしや豆菓子、マコロンやお茶などいろいろな組み合わせでの詰め合わせが美しい桐箱にスタイリッシュに収まっている。

伝統的な日本らしい様式美、桐箱入りのお菓子だがちょっとした紐の掛け方や熨斗のデザインなどに洗練された現代的なテイストが取り入れられていて、まさにモダンジャポニズム。

なんともたまらない装いなのだ。

祝い事や内祝、弔事用にももちろん、季節熨斗もあり、名入れも出来る。

私はあらゆるシチュエーションに合わせて熨斗を選びHIGASHIYA桐箱詰め合わせを重宝させてもらっている。

その中でも特に“ちょっとしたかしこまりギフト”におすすめしたいのが、棗バターと番茶の詰め合わせ。

他にない棗バター、これは棗の実に胡桃と香り高い発酵バターが詰め込まれている小さなお茶菓子。

小さいがずっしりしていて、棗の自然な甘みに発酵バターの塩けがなんとも合う。

棗は漢方や生薬に使われるほど栄養価が高く、さらに1年で実るので縁起の良い食べ物とされている。健康や長寿を願い、福を呼ぶものとして昔からお祝い事などにも贈られるほど。

そんなさりげない縁起の良さ、なんかもかなりプラスポイント。

一緒に詰め合わせられている茶葉は、番茶という日常に馴染むものでありながらここにもこだわりが。茶葉を刈り取ってから三年間熟成させた番茶を焙煎。お湯を入れた瞬間に立ち上る香ばしい芳香がたまらない。

しっかりとした香りと味が、コクのある棗バターにピタリと合うのだ。

他の詰め合わせも大変に良い。おこしは思わずとっておきたくなるデザイン性の高い缶に入っていてそれが桐箱に綺麗に収められていたり、とにかく選択肢全てが素敵で逆に悩んでしまうという嬉しい誤算。

装いも中身もひとひねり、かつキチンと感と日本らしい様式美が込められている……。

まさに全方位しっかり固めてくれて、ここぞという時に信頼出来る贈り物チョイスなのだ。

キチンと感のあるよそゆきギフト…となったら迷わずどうぞ。

HIGASHIYA

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