生命保険の請求タイミングはいつがいい?請求手続きの方法や注意点も解説

生命保険に加入したものの、給付金や保険金を請求するタイミングや請求に必要な書類、連絡方法などがよくわかっていない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、生命保険の請求タイミングや手続きの流れなどを詳しく解説します。申請時に慌てないためにも、事前に知識を身につけておきましょう。

【種類別】生命保険の請求タイミング

医療保険の場合:退院後にまとめて請求

がん保険の場合:がんと診断された時点、治療が一段落したタイミング

就業不能保険の場合:就業不能状態が続く限り毎月(月ごとに給付される商品の場合)

生命保険(死亡保険)の場合:被保険者が死亡後すぐに請求

生命保険の保険金(給付金)の請求タイミングはいつが良い?

給付金や保険金を受け取れる場合、請求はいつでも行うことが可能です。

しかし、請求するには医師に診断書が必要となる場合があります。

診断書は医師が記載するため、取得するたびに3000円~15000円程度かかる場合があります。参照:診断書等料金表|国立国際医療研究センター病院

そのため、保険金(給付金)の請求はまとめて行うのがおすすめです。

以下から保険の種類別に、おすすめの請求タイミングを解説します。

【種類別】生命保険の請求タイミング

医療保険の場合:退院後にまとめて請求

がん保険の場合:がんと診断された時点、治療が一段落したタイミング

就業不能保険の場合:就業不能状態が続く限り毎月(月ごとに給付される商品の場合)

生命保険(死亡保険)の場合:被保険者が死亡後すぐに請求

医療保険の場合:退院後にまとめて請求

医療保険は、入院や手術を終えた後にまとめて保険金(給付金)を請求するのが一般的です。

保険会社に請求する際は、「診療報酬明細書」や「診断書」など医療機関の発行する書類が必要になります。

そのため、入院や手術が決まったら保険会社へ請求に必要な書類を確認し、病院側に必要書類を退院・手術後に渡してもらえるよう伝えておきましょう。

また、一時金特約が付いている場合は、早めの請求によって一時的な出費に充てることができます。

長期入院になる場合や治療が複数回に分かれる場合は、途中で請求することも可能ですので、ある程度まとまったタイミングで請求するとよいでしょう。

ただし、複数回に分けて請求すると「診断書」の作成費用や請求の手間が増える点には注意しましょう。

がん保険の場合:がんと診断された時点、治療が一段落したタイミング

がん保険には診断時に受け取れる「診断給付金」と治療毎に給付される「手術給付金」「治療給付金」などがあります。

がんは仕事を休み治療に専念する場合があるため、「診断給付金」は診断時に請求を行い生活費のカバーにしたり、「手術給付金」「治療給付金」などはある程度まとめて治療費をカバーできるように請求したりするのがおすすめです。

就業不能保険の場合:就業不能状態が続く限り毎月

就業不能保険は、保険会社が定める所定の「就業不能状態」が継続する限り保険金(給付金)を受け取ることができます。

そのため商品によっては、毎月請求する必要があるため注意が必要です。

事前に診断書などを準備してもらえるよう病院に頼んでおかなければ、診断書を受け取るために通院しなければならなくなり、金銭的にも身体的にも負担になるため治療に合わせて必要書類が受取れるよう事前に病院に話しておくようにしましょう。

生命保険(死亡保険)の場合:被保険者が死亡後すぐに請求

死亡保険の場合は、亡くなった後なるべく早く保険会社に連絡しましょう。

保険会社へ連絡した後、必要書類(死亡診断書や戸籍謄本など)をそろえて請求手続きを進めます。

死亡保険金を早く受け取れれば、葬儀費用や相続税の資金、遺族の生活費などを捻出しやすくなり、経済的な負担を軽減しやすくなるでしょう。

なお、保険金や給付金を請求できるのは、原則として支払事由が発生した日の翌日から3年以内です。

3年を超えた場合は時効によって請求権は消滅しますが、保険会社によっては請求できる場合もあるので、請求漏れに気づいたら一度相談してみましょう。

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保険金(給付金)の請求方法

生命保険の保険金や給付金を受け取るには、所定の手続きが必要です。一般的な保険金(給付金)請求方法は以下の通りです。

保険金(給付金)請求方法

保険会社に連絡し、必要書類を確認、取り寄せる

必要書類を病院に提出し、診断書などを書いてもらう

自身で記入するものは記入し、必要書類を保険会社に送付する
※LINEや契約者専用のマイページから手続きできる場合もある

まず保険会社に連絡し、請求書などの必要書類を取り寄せましょう。

病院側で記載するものと自身で記載するものと分かれているため記載方法について注意しましょう。

書類が揃ったら保険会社に郵送で提出しましょう。

一般的な保険金(給付金)請求に必要な書類は以下の通りです。

必要書類の例

保険会社所定の保険金・給付金請求書

保険会社指定の診断書

(事故の場合)事故状況報告書や交通事故証明書など

医療機関が発行する領収書や診療明細書

近年は、契約者専用のマイページやアプリやLINEから給付金等の請求手続きができる保険会社も増えており、手続きがよりスムーズにできるようになってきているので、事前に登録などの確認することをおすすめします。

なお、手続きについては、死亡保険などの保険金請求はできないなど保険会社ごとに違いがあります。