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「金が史上最高値」は本当か?10億円投資家が指摘する“見落とされがちな前提”

「金が史上最高値」は本当か?10億円投資家が指摘する“見落とされがちな前提”

◆それでも、地球は回っている!

かつて、17世紀初頭に望遠鏡を用いて天体観測を行い、それまで「地球を中心に宇宙が回っている」という天動説を否定し、太陽を中心にして地球が回っている「地動説」を唱えたガリレオ・ガリレイ。宗教裁判にかけられ有罪判決が出ても「それでも、地球は回っている」という言葉を残したそうです。

現代でも、天動説のように自分がいる位置を中心に考えると「金の値段が上がっている!」と思うかもしれません、しかし、実際にはみなさんが使用している貨幣の価値が下がっているだけなのです。つまり「金の価格が史上最高!」ではなく、正しい表現として「貨幣価値が史上最低!」と報道して欲しいと私は思います。そのほうが実態を表しているのではないでしょうか?

◆インフレ時代に不動産の価値は?

貨幣価値が下がり続けるのは資本主義の宿命とも言えます。そもそも対前年でプラスを追い求めれば、それだけ通貨の流通量は増えて行かざるを得ません。そして通貨の流通量が増えれば、必然的に価値は下がるものでしょう。その一方で、供給量が限られており価値の変化しづらい不動産や、金などの「価格」は上がることが多いのが実情です。

不動産投資を行っている私にはよく「このインフレ時代に不動産は上がりますか?」と聞かれます。この質問を受けるたびに、「値段」と「価値」を混同している人が、想像以上に多いのだと感じます。当然、この問いに対する解答は「不動産の価格は上がります」です。「このインフレ時代に」という枕詞のなかで、貨幣価値が下がる前提で聞かれる質問ですから「そりゃ上がるよね」と答えるしかありません。

「天が動いているのではなく地が動いている」そんな見方でモノの価値と価格について改めて考えてみると、物事の見方が変わって面白いものです。<構成/まてい社>

【村野博基】
1976年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、大手通信会社に勤務。社会人になると同時期に投資に目覚め、外国債・新規上場株式など金融投資を始める。その投資の担保として不動産に着目し、やがて不動産が投資商品として有効であることに気づき、以後、積極的に不動産投資を始める。東京23区のワンルーム中古市場で不動産投資を展開し、2019年に20年間勤めた会社をアーリーリタイア。現在、自身の所有する会社を経営しつつ、東京23区のうち19区に計38戸の物件を所有。さらにマンション管理組合事業など不動産投資に関連して多方面で活躍する。著書に『戦わずして勝つ 不動産投資30の鉄則』(扶桑社)、『43歳で「FIRE」を実現したボクの“無敵"不動産投資法』(アーク出版)
配信元: 日刊SPA!

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