夫婦の会話がなくなる、LINEが業務連絡だけになる、妻が資格取得や投資を始めるーー離婚カウンセラーによれば、こうした変化は熟年離婚の前兆である可能性が高いという。さらに近年は、妻だけでなく「DV妻」に耐えかねて離婚を決意する中年男性も増えている。熟年離婚のシグナルを探った。
◆熟年離婚予備軍にはさまざまな“シグナル”がある
![夫は見てはいけない 妻たちの[熟年離婚]計画](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/3/1773386279104_ncwvjs7nu1.jpg?maxwidth=800)
「最も多いのは夫婦の会話の喪失。会話がないまま老後30~40年も2人で暮らせるわけがありませんから。逆に言えば、喧嘩する夫婦は離婚リスクが低い。お互いに関心があるからこそ衝突するわけです」
離婚問題に詳しい堀井亜生弁護士も次のように話す。
「LINEのやり取りで、熟年離婚しそうな夫婦は見分けられます。最も多いのは、妻がメッセージを送り続けているのに、夫がほぼ返信しないパターン。無視するのも問題ですが、無視されているのに送り続けていることのほうが問題。改善しようとしていない点で、夫婦関係がすでに破綻しかけている。同様に、一方が命令口調だったり、長文を送りつけるのもパターン。長文を送る人は、すべての内容に対する回答が得られないと怒り出す傾向にあるので、摩擦を生じやすい。一方で、“離婚される女性”に見られがちなのがポエム調のメッセージ。旦那が『老後について話したい』と伝えても、思い出話を唐突に語り始めたり……。要は、話が通じない女性です」
◆将来的な離婚を決意した妻のシグナル
妻が将来的な離婚を決意した場合にも、多くのシグナルを発する場合がある。「長く専業主婦として過ごしてきた女性は、なかなか新居を見つけられません。収入が乏しく、滞納リスクがあると判断されるためです。だから、離婚に向けて仕事を始める・増やす、資格取得を目指すという女性が多い。相談者のなかには、介護資格を取得されたうえで、家政婦として働くのに役立つ検定試験も受けられた人がいました。その方は離婚後、在宅介護を希望する富裕層の顧客を獲得して70代で年収800万円弱も稼いでいます」(夫婦問題診断士でFPの寺門美和子氏)
さらに、金融機関から旦那宛ての郵便物を細かくチェックするようになったら、離婚まで秒読みか。どれだけの財産分与が受けられるか調査している可能性があるからだ。

