
コーヒー激戦区の新顔と、和菓子と。
歴史の舞台になった名所が数多く残る京都でも『元離宮二条城』は別格。江戸から明治へと時代が移る瞬間、大政奉還の意思が表明された二の丸御殿が今も当時の姿のまま残され、訪れる人に当時の空気を伝えているのだから。
城郭の周囲をぐるりと巡れば約1.8㎞。その界隈に目を向けると、コーヒーが充実するエリアであることに気づく。2009年に登場した『ソングバードコーヒー』を皮切りに、『二条小屋』『タレル』『ヨシハラ』とそれぞれにファンを持つ店が点在。そして’25年に新たに加わったのが『アバウト アス コーヒー 二条城店』だ。路地でスマートな存在感を放ち、浅煎りを中心としたコーヒーと、スイーツのペアリングも楽しませてくれる。
長らく実店舗を持たずに活動してきた和菓子職人・小林優子さんによる『みのり菓子』も、’24年からこのエリアに拠点を構えた一軒。苺や柑橘など旬の果物を使った和菓子は、出来たてならではの香りとみずみずしさが魅力で、ひと口ごとに季節の移ろいを感じさせてくれる。

