脳トレ四択クイズ | Merkystyle
歯を放置するとカラダが壊れる。歯周病が“生活習慣病”を悪化させる意外な理由

歯を放置するとカラダが壊れる。歯周病が“生活習慣病”を悪化させる意外な理由

◆生活習慣病を防ぐ「もう一つの習慣」

歯磨き残し
歯磨き残しを染め出した。奥歯や歯と歯の間の磨き残しが目立つ。歯周病によって歯間が広く、歯磨きも難しくなる
歯周病は、生活習慣病の他にも、リウマチや認知症などとの関連も示唆されています。歯周病は、健康を脅かす最初の一歩目かもしれません。歯の健康を怠って糖尿病や心疾患リスクを上げることによって罹患してしまっては、将来的に莫大な医療費がかかります。

歯周病を防ぐためにはどうすべきなのでしょうか。今日から始められる3つのことを紹介します。

①最優先は「就寝前」の丁寧なケア

基本となるのは、毎日の口腔ケアです。定期的な専門ケアも重要ですが、毎日の清潔の積み重ねはとても重要となります。多忙で歯の管理に気が回らなくても、まずは、唾液が減って菌が繁殖しやすい「就寝前」は丁寧にオーラルケアをしてみてください。

②お風呂での「ながらフロス」を習慣に

そして、歯間ブラシやフロスを使って、歯間の汚れや細菌を取り除くことです。

歯周病菌は、歯の表面ではなく、歯と歯の間や、歯周ポケット(歯と歯茎の溝)など、隙間を好んで繁殖するためです。歯間ブラシやフロスはお風呂に入りながらの「ながら」でも良いので習慣化をしましょう。小さな手鏡も一緒に置いて確認しながら行うと、さらに良いです。

③美容院感覚で「2、3か月~半年に一度」の定期検診を

さらに、歯科医院での定期的な検診やクリーニングも大切です。歯周病は初期の段階では、自覚症状が全くないまま進行していきます。定期的なチェックで早期に発見することが重要です。クリーニングでは、歯周病菌が繁殖しやすい隙間の細菌を除去し、毎日のセルフケアの状態確認を行います。

セルフケアとプロケアの両方が歯周病予防には欠かせません。

美容院に行く感覚で、まずは一度定期検診を予約しましょう。お口の状態に合わせて2、3か月~半年の間隔でスケジュールに組み込んでください。ホワイトニングまでしなくても、プロのクリーニングで歯の表面のある程度の着色は除去され、ツルツルの歯になりますし、歯石やヤニの定期的な除去で口内の清潔を維持することができます。

全身疾患と歯周病の治療のための莫大な医療費を考えると、定期的な歯科検診は最強の投資だと言えます。

◆生活習慣病は歯周病もカギを握っている

生活習慣病予防というと、食事や運動はとても重要です。しかし、口の健康もまた重要な生活習慣病予防の一つと言えます。歯を守ることは、単に歯を残すためだけではありません。身体全体の健康を守ることにも繋がっているのです。

栄養、酸素の入り口であり、言語(コミュニケーション)の窓口である口は、私たちの生活や人生で大きな役割を果たしているのではないでしょうか。そう考えると、口の健康にも目を向けたいですね。

<文/野尻真里>

【野尻真里】
一般診療と訪問診療を行いながら、予防歯科の啓発・普及に取り組んでいる歯科医師です。「一生涯、生まれ持った自分の歯で健康にかつ笑顔で暮らせる社会の実現」を目標にメディアで発信をしています。X(旧Twitter):@nojirimari
配信元: 日刊SPA!

提供元

プロフィール画像

日刊SPA!

日刊SPA!は、扶桑社から発行する週刊誌「週刊SPA!」が運営するニュースサイトです。雑誌との連動はもちろん、Webオリジナルの記事を毎日配信中です。ビジネスマンが気になる情報を網羅!エンタメ・ライフ・仕事・恋愛・お金・カーライフ…。ビジネスタイム、プライベートタイムで話したくなる話題が充実!

あなたにおすすめ