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「春」がつくエモーショナルな邦画&韓国映画3選

「春」がつくエモーショナルな邦画&韓国映画3選

出会いと心変わりを丁寧に追った珠玉のラブストーリー
『春の日は過ぎゆく』

『春の日は過ぎゆく』©サイダス 松竹 アプローズピクチャーズ

 25年前の韓国映画で、筆者が大好きな「春」映画です。98年の『八月のクリスマス』で世に出た韓国のホ・ジノ監督の長編映画2作目にあたり、男女が出会い、女性が心変わりする過程を丁寧に描いています。

 ある冬。録音技師の青年サンウ(ユ・ジテ)は、番組制作のため、地方のラジオ局のDJ兼プロデューサーの女性ウンス(イ・ヨンエ)と出会います。ラジオ番組で流す自然の音を録音するため、取材旅行に出かける二人。しだいに互いの距離は近づき、ウンスはサンウを自分のアパートへ誘います。恋が始まり、春が来て、夏を迎える頃、ウンスの態度が変化します。離婚歴のあるウンスは恋愛に深入りするのを恐れているのか、気まぐれな態度をとるようになり、恋愛経験の少なそうなサンウは、彼女の心が離れていくことをひしひしと感じて深く傷つきます。そして、再び春がめぐってきて……。

 二人が録音する竹藪を抜ける風や川のせせらぎといった音が美しくもはかなく、無常を感じます。また、恋愛の悲しい面を描くだけでなく、サンウが一緒に暮らしている認知症のおばあちゃんが今は亡きおじいちゃんの帰りを待っているという話を重ねることで、優しさや温かさも伝わってきます。

 桜並木を二人が並んで歩くラストシーンは、それぞれの迷いや未練がリアルに描かれていて、なんとも切なくなります。ぜひ観てほしい名シーンです。

『春の日は過ぎゆく』

2001年製作

DVD ¥5,170
発売・販売元:松竹

©サイダス 松竹 アプローズピクチャーズ

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