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今は静かな実家ですが…母の介護で早期退職した65歳男性、〈年金月14万円〉の穏やかな一人暮らしと「縁側から見える庭の風景」

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退職金とローコスト生活で乗り切る「介護離職」

 Mさんのように、ある程度の資産を確保したうえで、親の介護などを機に早期退職を選択し、そのままリタイア生活に入るシニアも存在します。

金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、単身世帯において老後の生活費の収入源に「就業による収入」を挙げる人は37.5%にとどまり、多くが「公的年金(53.6%)」や「金融資産の取り崩し(23.8%)」に頼って生活しています。

親の介護などを機に、想定よりも早く労働収入が途絶えれば、資産の目減りが早まり、通常は老後破綻のリスクが高まります。しかし、Mさんの場合は企業の早期退職制度がセーフティネットとして機能しました。

東京商工リサーチの「2025年 上場企業『早期・希望退職募集』状況」によれば、2025年の上場企業による同募集人数は1万7,875人にのぼります。募集企業の約7割が業績の安定した黒字企業であり、手厚い割増退職金が用意されるケースが一般的です。

Mさんが自由な老後を手に入れられたのは、この退職金の額にあぐらをかくことなく、退職と同時に格安SIMへの変更やローコスト生活へと、家計を即座に最適化した点にあります。Mさんのように生活水準を適切にコントロールできれば、企業が募集する早期退職によって得られる退職金で、介護というライフイベントを乗り切ることができるでしょう。

[参考資料]

金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」

東京商工リサーチ「2025年 上場企業『早期・希望退職募集』状況」

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