身近に出会えるスミレ

さて、高尾山は別名「スミレの山」といわれるほどたくさんのスミレが生息していますが、そもそも日本はスミレ大国。各地域にさまざまな種類のスミレが咲き、高度によっても異なる種類のスミレに出会うことができます。
そして、スミレは人間の手が入っていない原生林に多く見られるかというと、決してそんなことはありません。最も多くのスミレを見ることができるのは、人の手が入った雑木林の林縁や、田んぼのあぜ道など、人間の生活に近い場所。スミレは人の暮らしの傍らに咲いている花なのです。
ですから、いつもの暮らしの中でも足元に目を向ければ、道端や空き地、時に道路のアスファルトの隙間から、小さな花を咲かせるたくましいスミレの花を見ることができるはず。そんな身近なスミレにも、もちろん名前があるので、同定に挑戦してみても楽しいですよ。
スミレの記事はこちらスミレに会いに出かけよう

春を告げるスミレは、その小さな花にたくさんのチャームポイントがあり、古くから人々に愛されてきた花です。一度その魅力に気づくと、繊細な美しさやわずかな違いに魅了され、ハマってしまう人も後を絶ちません。今年はカメラやルーペを片手に、高尾山の足元に広がる小さな世界を覗きに行ってみませんか?
高尾山へのアクセス
最寄り駅は京王線・高尾山口駅。新宿駅から高尾山口駅は約50分。
https://www.hkc.or.jp/takaosan/
参考
東京都 高尾ビジターセンター https://takaovc.ces-net.jp/
山渓ハンディ図鑑6 増補改訂日本のスミレ(写真・解説/いがりまさし 山と渓谷社発行)
高尾山花手帖(黒木昭三著 けやき出版発行)
Credit 文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
