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玄関の鍵が替えられていた…「もう、あなたの帰る家はない」年金月19万円の60代夫婦、3年ぶりに実家へ帰ってきた36歳息子に突きつけた〈冷ややかな宣告〉と実家の現実

玄関の鍵が替えられていた…「もう、あなたの帰る家はない」年金月19万円の60代夫婦、3年ぶりに実家へ帰ってきた36歳息子に突きつけた〈冷ややかな宣告〉と実家の現実

実家の現実

リョウタさんの事例は、子世代が抱きがちな「実家への甘え」と、親世代が直面している「老後の現実」の乖離を示しています。

厚生労働省の「令和5年国民生活基礎調査」では、高齢者世帯の所得の約6割が年金であり、生活が「苦しい」と感じている世帯は約半数にのぼります。月19万円程度の年金で暮らす高齢母にとって、古い一軒家の維持(固定資産税、修繕費、光熱費)は、それだけで生活を圧迫する大きな負担です。リョウタさんが親のカードで決済していた数十万円は、両親にとっては数年分の修繕積立金や、病気に備えた医療費でした。

実家には、子どもがいつでも帰ってこられる場所を維持するという意味合いも強いものでしょう。しかし、現代の長寿社会において、その目的は自分自身の最低限の尊厳(屋根がある生活)を死守することへと変化しています。リョウタさんの親にとって、わが子は「守るべき対象」ではなく、自分たちの老後を脅かす存在になってしまっていました。鍵を電子錠に替えたのは、物理的な防犯以上に、「もうあなたに振り回される人生は終わらせる」という、決別の意思表示だったのかもしれません。

また、親子間での「デジタル共有」は便利ですが、今回のようなカード情報の悪用や、勝手なサブスクリプション契約などは、発覚した際に関係を修復不可能な状態まで破壊します。

息子の3年分の不在と裏切りは、どんな最新の合鍵でも埋めることはできなかったようです。

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