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【事例紹介】最低落札価格150万NZドル→売買成立155万NZドル…NZ不動産の「オークション売り」は「やはりメリットが大きい」といえるワケ

【事例紹介】最低落札価格150万NZドル→売買成立155万NZドル…NZ不動産の「オークション売り」は「やはりメリットが大きい」といえるワケ

不動産の「オークション売り」のメリット

ニュージーランドの不動産物件は、豊洲市場の魚の競りのような形で販売されていきます。国際都市のオークランドでは、「オークショナー」といういわば司会進行係が、ひとつの職業として成立しています。

一般公開のオークションというスタイルは、物件所有者の立場になると、オークショナー代のみならず、広告費も必須と、何かと経費がかかります。「先行投資したくない」「売れればいいが、当日売れなければ、ご近所の手前恥ずかしい」といった、いろんな事情が頭をよぎり、足踏みしてしまう人も少なくありません。

しかし、セールスマンの立場からすると、オーナーには「最高値で買ってもらえますよ」「チャンスがあるので、オークション売りでいきましょう!」と強くお勧めしています。

最近取り扱った、あるオークションの実例をご紹介しましょう。

物件は、敷地とそこに建つ2ベッドルームの長屋が2棟。オーナーの最低落札価格は150万NZドル、日本円で1億3,950万円でした。

※ 1NZドル=93円で換算

オークション開始早々、5組の競り合いに。しかし、肝心の価格が思うように上がりません。90万NZドルからスタートして、100万NZドル、110万NZドル、そして、145万NZドル…と、ここまでは順調に上がりましたが、最低落札価格より低い価格でストップしてしまいました。

その時点で残ったのは3組。オーナーは、当初150万NZドルが最低といっていましたが、説得して、145万NZドルでも売る、との承諾を得ました。

そこでオークショナーは、「オン・ザ・マーケット!」と宣言。これは最低落札価格を超えた、という意味で、この先の金額で必ず買える、ということが残った3組に伝わった状態で競り合いを再開。

結果は、155万NZドル、日本円で1億4,415万円で売買が成立しました。

クローズドのオークションを選んでいなければ、おそらく130万NZドルくらいで止まっていたか、145万NZドルでオファーした1人との交渉で、売買成立で進んでいたのではないかというのが、筆者の肌感覚です。

不動産オーナーからすると、一般公開オークションで物件を競り合わせるのは、非常にメリットのある売り方なのです。広告費の先行投資さえ納得すれば、結果は売り手・買い手ともにハッピーエンドになります。

仮に希望価格まで達さなかったとしても、客観的な物件の価値を知ることができるため、売れるスピードが上がることは間違いありません。

買う方にすれば少々痛い出費ではあるものの、購入希望者が競り合うほど魅力的な家を手に入れたことの証左になります。その後、しっかり維持管理すれば、将来売却するときも人気が出る可能性が高いでしょう。

物件の売買を検討されている方は、オークションへのチャレンジも選択肢です。

イラン攻撃への懸念

イラン攻撃に起因する石油不足で生活に支障が多発しています。

オークランドでは、2NZドル台前半だったガソリン価格は3NZドルへと一気に上がり、一時は3.6NZドルまで値上がりました。3NZドルの壁が崩れるのはいつになるのかもわからないなか、車社会のニュージーランドでも日々の生活に影響が出ています。

平和で、安全な国として、スイス、アイスランドに次いで世界3位のニュージーランド。幸いにも現状は、大人たちは働き、子どもたちは学び、変わらぬ日常があります。この当たり前の生活を全世界の人が過ごせることを願い、万が一に備えた情報についても発信できればと考えています。

一色 良子
Goo Property NZ LTD 代表取締役社長
Harcourts 所属

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