◆有言実行で1年後にスッパリ退職
そんな規格外の新入社員だったZだが、本当に有言実行で会社を辞めていった。「当初、Zは5年間は働くと話していたのですが、援助してくれるパートナーが見つかったとかでスッパリと1年で辞めてしまった。去り際も見事で、受け持っていた仕事をすべて終わらせた上で、後腐れない状態で退職しました。こういうクセが強いやつが、起業して成功するんだろうなと肌で感じましたね。極めて無作法で不快な人物ですから、二度と一緒に仕事をしたいとは思いませんが……。それに、Zがいろいろと問題提起したことで、社内の教育制度も若干変更になった。われわれ先輩社員の負担が少なくなり、そういった意味ではZに感謝しています」
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かつては新入社員といえば、先輩の言うことを黙って聞くのが普通だった。しかし令和の時代、これまでの常識が通用しないZのような新入社員が増えている。企業側も教育のやり方を考え直すべき時期にきているのかもしれない。
<TEXT/高橋マナブ>
【高橋マナブ】
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

