
資産を増やそうと投資を始めたり副業に挑戦したりと、「収入を増やす」方向に動く人は多いでしょう。しかし、じつはお金は「ふやす」より「へらす」ほうがかんたんです。とはいえ、一度習慣になってしまった「むだづかい」は、なかなか手放せないもの。そこで今回は、著書『子どもが自力で1億円貯められるようになる本 人生がイージーモードになるはじめてのインデックス投資』(KADOKAWA)より、資産30億円の投資家・マサニー氏が「9つのチェックリスト」とともに、むだづかいを可視化するためのポイントを解説します。
お金持ちの人がレジの前で、いったん考えること
お金は「ふやす」ことより「守る」ことのほうが、じつはむずかしいんです。じゃあ、どうすれば、強力なむだづかいモンスターに勝てるのでしょうか?
このモンスターには、たったひとつだけ、ものすごくきらいな言葉があります。その言葉をあなたがとなえるだけで、モンスターは泣いて逃げていってしまいます。その最強のじゅもんとは、「本当に、いますぐ必要かな?」という言葉です。ぼくは、これを「がまんパワー」とよんでいます。
お金を上手に使えるお金持ちの人は、みんな、この「がまんパワー」を使いこなす達人です。たとえば、お店でカッコいいスニーカーを見つけたとします。むだづかいモンスターが、さっそく耳もとでささやきます。「わあ、カッコいい。これをはけば人気者になれるよ。いますぐレジに持って行こう」。
このとき、お金持ちの人は、心のなかで「がまんパワー」を発動します。
「本当に、いますぐ必要かな?」「たしかにカッコいいけど、いま持っているスニーカーがまだはけるな」
お金持ちの人たちはなんでも好きなものを買っているのではなく、むだづかいをしないから、お金持ちでいられるんです。「ほしい!」という気持ちにブレーキをかけることができる力。これが、「がまんパワー」の正体です。
[画像1]お金持ちが持っている「がまんパワー」 出典:『子どもが自力で1億円貯められるようになる本 人生がイージーモードになるはじめてのインデックス投資』(KADOKAWA)より抜粋
収入をふやすより、支出をへらすほうがかんたん
お金持ちになるための考え方は、すごくシンプルです。入ってくるお金をふやして、出ていくお金をへらすだけ。この「入ってくるお金」を収入、「出ていくお金」を支出といいます。
ここでクイズです。「入ってくるお金をふやすこと」と「出ていくお金をへらすこと」、どちらがかんたんだと思いますか?
たとえば、あなたがお父さんやお母さんからもらっているおこづかいを明日から2倍にしてもらうことはできるでしょうか? 高校生になってアルバイトをしたとして、1300円の時給を理由なく、2600円にしてもらうことはできるでしょうか? 苦しい交渉になると思います。
じゃあ、「出ていくお金をへらす」ことはどうでしょう? 毎月のおこづかいが3000円だとしたら、半分使って半分は残すんです。こうすれば、収入はふえていないのに、手元に残るお金はふえていることになります。
つまり、「入ってくるお金をふやす」よりも、「出ていくお金をへらす」ことのほうが、ずっとかんたんなんです。
