脳トレ四択クイズ | Merkystyle
“唾液力”の低下が地味な不調の原因に。歯科医が指摘する3つの悪習慣

“唾液力”の低下が地味な不調の原因に。歯科医が指摘する3つの悪習慣

◆悪習慣②:スマホ首・猫背が招く「無意識の口呼吸」

スマホ
スマホを見ているとき、気づいたら口が開いている──そんな人は意外と多いです。

その背景にあるのが、スマホ首や猫背による姿勢の崩れです。本来、鼻呼吸をするためには口が自然に閉じ、舌が正しい位置にあることが大切になります。しかし、首が前に出た姿勢になると、あごの位置がずれ、舌も下がりやすくなります。その結果、口が閉じにくくなり、無意識に口呼吸になってしまいます。

では、正しい舌の位置とはどこでしょうか。理想は、「口を閉じているときに、舌の先が上の前歯の付け根の少し後ろ(スポット)にピタッと吸い付いている状態」です。舌が落ちている(低位舌)と、口呼吸を誘発し、顔のたるみにも直結します。

また、姿勢の悪さから気道が圧迫されて口呼吸をしていることもあります。しかも本人には自覚がないことが多いため、仕事中、スマホを見ているとき、運転中など、“無意識に口が開いている時間”が長い人ほど要注意なのです。

口呼吸が続くと、口の中が乾燥しやすくなり、唾液による自浄作用(口の中を洗い流す働き)が低下します。そのことから、口臭やむし歯、歯周病などのリスクも高まりやすくなります。つまり、姿勢の崩れは、見た目だけでなく「口の清潔感」まで下げてしまう可能性があるのです。

さらに口呼吸は、口元の筋肉をうまく使えない状態にもつながり、フェイスラインの崩れや二重顎の一因になることもあります。鼻のフィルターを通さずに、空気が直接喉に触れ、細菌がダイレクトに喉に入るため、風邪をひきやすくもなってしまいます。

デスクワーク中は数十分置きにストレッチや姿勢リセットを行いましょう。また、何かに熱中しているときほど鼻呼吸を意識する習慣づけをしてみてください。

◆悪習慣③:ストレス社会の弊害「早食い」と「交感神経の過緊張」

忙しい現代人の“唾液力低下”を語るうえで、見逃せないのが「早食い」と「ストレス」です。例えば、昼休みは牛丼や立ち食いそばを5分でかき込み、午後も仕事のプレッシャーに追われる――。そんな生活に心当たりのある人は少なくないのではないでしょうか。一見、口の乾燥とは関係なさそうに見えますが、実はこの習慣こそが、唾液の質と量の両方を落とす原因になっています。

まず、早食いは唾液分泌にとって不利です。唾液は「噛む」という刺激によって分泌が促されます。つまり、柔らかいものを短時間で飲み込むような食べ方では、唾液腺が十分に刺激されず、唾液が出にくくなるのです。そこにストレスが重なるとさらに厄介です。

私たちの体は、緊張やプレッシャーを感じると交感神経が優位になりやすいです。この状態で口の中に出てくる唾液はサラサラした唾液ではなく、ネバネバした少量の唾液になりやすいとされています。そのことによって、

・口の中がネバつく
・食べかすや細菌が洗い流されにくい
・口臭が強くなる
・むし歯や歯周病のリスクが上がる


といった悪循環に陥りやすいのです。

つまり、「噛まない食事」と「緊張しっぱなしの生活」は、気づかないうちに唾液力を奪っていく組み合わせなのです。

今日からできる対策は「噛む」と「ゆるめる」です。

まずは、一口ごとによく噛むことです。理想は「一口30回」と言われいますが、食品によっては難しいものもありますし、急にハードルが上がってしまいます。まずは、今より5~10回噛む回数を増やすだけでも、唾液腺への刺激は変わってきます。

また、水分補給をマメに行うのはもちろん、食後や仕事の合間などに、キシリトールガムなどを噛む習慣を取り入れるのも一つの方法だと思います。噛む刺激は唾液分泌を促し、口の乾き対策にもつながります。

噛むこと以外に、耳の前下(耳下腺)や顎の下(顎下腺)を指でクルクルと優しくマッサージをするだけで、じわっと唾液が出てきます。大事なプレゼン前やデート前の口臭対策として有効です。

また、副交感神経が働きやすい状態をつくることも対策になります。

・深呼吸をする
・食事中にスマホを見ない
・時間がある日は急いで食べない
・休憩中に肩や首の力を抜く、ストレッチをする
・帰宅後はリラックスして過ごす


こうした小さな習慣でも、唾液の出方は変わってきます。唾液力を守るために、緊張しすぎない状態を取り戻すこともまた、重要なのです。


配信元: 日刊SPA!

提供元

プロフィール画像

日刊SPA!

日刊SPA!は、扶桑社から発行する週刊誌「週刊SPA!」が運営するニュースサイトです。雑誌との連動はもちろん、Webオリジナルの記事を毎日配信中です。ビジネスマンが気になる情報を網羅!エンタメ・ライフ・仕事・恋愛・お金・カーライフ…。ビジネスタイム、プライベートタイムで話したくなる話題が充実!

あなたにおすすめ