国民民主党の玉木雄一郎代表が2026年4月21日に行った会見で、3月16日に起きた沖縄県・辺野古沖の転覆事故で同志社国際高校(京都府)2年の武石知華さん(17)が亡くなった事故をめぐり、船の運航団体への疑問を呈した。

「直接の謝罪、面会可否の問い合わせ......何ひとつありませんでした」
この事故では、同志社国際高校の生徒ら21人が乗った2隻のうち、「不屈」が転覆した後、助けに向かった「平和丸」も転覆した。不屈の男性船長(71)と平和丸に乗っていた武石さんが亡くなっている。
武石さんの遺族は17日、「辺野古ボート転覆事故遺族メモ」のnoteアカウントを更新し、同校やツアー会社は遺族に会って対応したと明かした上で、「平和丸の船長、乗組員、ヘリ基地反対協議会その他の関係責任者達」からの接触はなかったとした。
「沖縄にいる間、知華や私たちへ対面しての直接の謝罪、面会可否の問い合わせ、託された手紙、弔電、何ひとつありませんでした」といい、「学校、ツアー会社、中城海上保安部のいずれのルートでも問い合わせがなかったことを確認しています。私はこれを、どう理解すれば良いのでしょうか」としていた。
「なぜ長年にわたって反基地運動と学校が結びついていたのか」
16日の参院文教科学委員会では、同党・伊藤孝恵氏が文科省による調査の進捗について、同校および運営の法人に参考人招致を要請したが、保護者対応などを理由に実現していない現状を明かしていた。
玉木氏は会見終盤、記者からの「委員会への関係者の参考人出席の必要性についてどう考えるか」との質問を受け、思いを語った。
学校側の対応への怒りをあらわにしていた伊藤氏については、「子どもを持つ親としての思いも含めて質問に立ったんだと思います」とし、「お父様がnoteを書かれていて。私も何度も何度も読んだが、本当にもう無念」とした。
「せめて事実関係を明らかにして、2度と同じような悲劇が起こらないように、関係者はできるだけの責任を果たすことが、亡くなられた生徒さん、またご家族に対して報いる、やるべき責務ではないか」
学校側に対しては「可能であれば参考人としてお話をしていただきたい」とした上で、「そもそも不思議なのは、なぜ長年にわたって反基地運動と学校が結びついていたのか(ということ)」と指摘。
「学校が結びついていたのか、特定の教員・校長が結びついていたのか。なぜ生徒や親に必ずしも全容が知らされないまま、結果として反基地運動に利用されるような形で船に乗るということが計画されていたのか、その経緯を学校側として説明する必要がある」
「思想とか考え方に基づいて、辺野古に行くのはいいと思う」としつつ、「でも反対運動の船に乗せる(予定が)セットにされているのか。その経緯や背景については、やはりちゃんと説明すべきではないか」と首をひねった。