◆新守護神ディアスのIL入りで配置転換に現実味?
さらにドジャースとしても、佐々木を配置転換せざるを得ない状況に陥るかもしれない。奇しくもこの日のドジャースは救援陣が大乱調。4番手でマウンドに上がったブレーク・トライネンが1死も奪えず3失点で逆転を許すと、6番手エドウィン・ディアスも打者4人から3安打、1四球、3失点。ドジャースの新旧守護神がそろって大炎上した。
特に今季新たに加入したディアスは中8日空けての登板で、球速も大幅に低下。試合後、指揮官は「しばらく投げていなかったことによるものだと願っている」と話したが、翌21日は右肘の負傷で負傷者リスト(IL)に入り、手術を行う見通しであることが発表された。これにより新守護神の長期離脱が確実視されている。
◆ロバーツ監督の決断は…
果たしてロバーツ監督はいつまで佐々木の先発起用にこだわるのか。4~5回を投げ切ることができない投手に大事な先発マウンドを託す理由は日に日に少なくなっている。もし佐々木の先発にこだわるのであれば、少なくとも1ヶ月はマイナーで調整させるべきだろう。その一方で、数字が示す通り、昨季も一定の成功を収めたリリーフ投手として数試合投げさせてみるのが最も理にかなっている選択肢のはず。
チームのためにも、ロバーツ監督には1日も早い佐々木の配置転換を実行してもらいたいところだ。
文/八木遊(やぎ・ゆう)
【八木遊】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。

