入門ツアーが教えてくれる「東京の居場所」の見つけ方
五十嵐さんが企画に携わるスナックツアーは、今では全国約20カ所で随時開催中。都内だけでも、8つのエリアをラインナップしている。2〜3時間かけて、2軒のスナックをはしごするのが基本の流れだ。

通常は紹介がないと入れない「会員制」のお店へ行くことも大きな魅力だが、単にお店へ連れて行ってくれるだけでなく、最初の1杯の料金も含まれていたり、ガイドが撮った写真を後日送ってくれるのも嬉しいポイント。
今回のツアーでも、途中にスナックについて理解を深めるクイズコーナーが。五十嵐さんがMC役となり、一般のお客さんも巻き込んで、大いに盛り上がった。
「スナックでは、年齢も肩書きも出身も関係ないんです。誰もが素顔になって、本音をしゃべれる場所。最初は緊張していた参加者も、1時間すればすっかり盛り上がりますよ」と五十嵐さん。もともとは海外観光客向けにスタートした企画だったが、今では国内の若い世代の参加者も増えているそうだ。

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スナックに興味が湧いても、やはり初心者がいきなり訪問するのはハードルが高いもの。だからこそ、入門ツアーの存在はとても心強い。素顔になれる「東京の居場所」として、スナックに通う。その一歩を踏みだすきっかけに、気軽に参加してほしい。詳細は「スナック横丁」で確認を。
スナックは、人と人との関係でできている
あっという間に時は過ぎ、気づけば予定していた3時間を超えて、真夜中近くまでスナックを楽しんでしまった。大いに笑い、語り、帰りの電車に乗り込むときには、名残惜しさを覚えるほど。
スナックという場を創るのは、そこに集まる「人」だ。時代がどれだけ変わろうと、人対人のやりとりが、やっぱりいちばんおもしろい。
東京の夜に、無数に存在するスナック。そのどこかに、肩の力を抜いて素顔になれる、自分だけの一軒がきっとあるはずだ。

五十嵐真由子 オンラインスナック横丁文化株式会社 代表
これまでに1300軒以上のスナックの扉を開いてきたスナックを愛するスナック女子=スナ女®。2020年5月、コロナ禍で大きな打撃を受けたスナックを支えるべく「オンラインスナック横丁」をリリースし、現在では世界90以上のスナックが加盟、国内最大級オンラインプラットフォームとなっている。また日本の文化コンテンツであるスナックによる“ナイトタイムエコノミー活性化”につながると信じ、2023年には「外国人向けスナックツアー」を開始、同年には「日本人向け初心者ツアー」もスタートしている。現在はテレビをはじめとする多くのメディアに出演、企業や地方行政のスナックイベント監修など、マルチな活動に邁進している。
