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「家のご飯が保育園と全然違った」新疆ルーツの女性YouTuberが明かす“幼少期の記憶”

「家のご飯が保育園と全然違った」新疆ルーツの女性YouTuberが明かす“幼少期の記憶”

“今ドキの女子”が父親と、中国で起こった政治運動「文化大革命」というちょっとヘビーな内容について話す動画が話題になった、YouTuberの「ゆのイカ」さん。

ゆのイカ
YouTuberの「ゆのイカ」さん
実は両親が中国・新疆ウイグル自治区出身の少数民族「シベ族」であるという異色のバックグラウンドを持つゆのイカさんに、両親が少数民族だからこその体験や、幼少期から何度も訪れた両親の故郷での思い出について聞いた。(記事は全2回の2回目)

◆保育園の料理と家の料理が全然違う! 母とのシベ料理作りを撮影

ゆのイカ
幼少期を振り返るゆのイカさん
――ゆのイカさんご自身は日本生まれ日本育ちなんですよね。ご両親がシベ族ということで「他の家庭とは少し違っているかも」と感じたことはありますか?

ゆのイカ:はい、私自身は日本で生まれてずっと日本で育っているので、服装や髪型・メイク、食の好みなどは完全に他の日本人の子と変わらないと思います。

振り返ると一番古い記憶は「家で出る料理が、保育園のご飯と全然違うな」と感じたことかも。小学校に入ると、本名が日本風ではないので「なんでそういう名前なの?」と聞かれたこともありました。あとは実家のインテリア。母が帰省の際に故郷で購入することがあるのでエキゾチックな雰囲気です。私は頻繁に新疆に行くけど周りは新疆のことを全然知らないし、時折両親がシベ語や中国語で会話をすると分からないということもあります。いじめられたりとか困ったりしたことはないのですが、そういった出来事の積み重ねで幼いながらになんとなく「他の家とは違うんだな」とは理解していたと思います。

唯一食事については困ったことがありました。シベ料理は酸味と辛味が比較的強く、羊肉が使われることが多いです。本当に小さいときは、シベ族の家庭料理を抵抗なく食べていたのですが、成長するにつれて日本の給食や外食に慣れてシベ料理が口に合わなくなってしまって……。私が食べられないメニューばかりのとき、母は私のためだけにハンバーグやオムライスなどの好物を用意してくれていました。今は昔よりも食べられるシベ料理が増えました。

ゆのイカ
新疆ウイグル自治区訪問時にウイグル族の衣装体験をするゆのイカさん
――お母さんの愛情を感じます。動画ではお母さんと一緒にシベ料理を実際に作っているところもアップされていましたね。

ゆのイカ:わがままなんですが、好きなシベ料理だけはよく食べていました(笑)。動画で作っていたかぼちゃの肉まんもその一つです。

新疆料理のお店は池袋などにあるみたいですが、シベ料理の店はおそらく日本にないのではないでしょうか。そのためシベ料理を食べるには、今のところ自分で作るか、新疆のシベ料理屋さんに行くしかありません。動画に材料や作り方を紹介したところ、実際に作ってSNSでアップしてくださった方がいてうれしかったです!母もとても喜んでいました。

ゆのイカ
母とシベ料理を作る様子を動画にアップしたゆのイカさん

◆記憶に残る新疆の雄大な自然。列車のトイレ事情に衝撃

新疆ウイグル自治区郊外
雄大な自然が広がる新疆ウイグル自治区郊外の風景
――幼少時は頻繁に新疆を訪れていたということですが、当時の思い出を教えてください。

ゆのイカ:祖父母や親戚の家に行くために、数年に一度は新疆を訪れていました。移動時間は結構長くて、場所によっては寝台列車に乗ることもありましたね。寝台列車は2〜3段ベッドになっていて、一番上の段でも柵が申し訳程度にしかついていないので「寝返りしたら落ちちゃう!」とびっくりしていました。

あとは、トイレに入ったら穴が空いているだけで線路が見えていて。母に聞いたら「この辺は日本と違って乾燥しているから、時間が経ったら水分が抜けるから大丈夫」と言われたのもとても衝撃的でした。

移動中の景色が自然豊かできれいだったことは今でもよく覚えています。田舎の方に行くと手作りの建物もあって日本とは全然違う風景です。親戚の家では牛を飼っていて乳搾りをさせてもらったこともあります。

小学生のときに父の友人に招かれていった新疆ウイグル自治区内のボルタラ・モンゴル自治州で見た「サイラム・ノール」という湖の美しさは今でも忘れられません。

サイラム・ノール
ボルタラ・モンゴル自治州にあるサイラム・ノール
――最近では祖父母の家も都会にあるという子が増えていますから、より貴重な体験ですね。新疆に行ったらどのぐらい滞在されるのでしょうか?

ゆのイカ:短いときで2週間、長いときには1ヶ月滞在していたこともあります。1ヶ月滞在していたときは、先ほどもお話ししたように小さいときはシベ料理が特に苦手だったので、食事に関しては辛かったです。いわゆる中華料理とは全く違うし、羊肉の匂いも日本のものより強くて食べられないし。日本からカレーのルーやお茶漬けなどを持ってはいくものの、流石に1ヶ月分は持ち込めないので、食べ切ってしまったらその後は仕方なく食べられそうなものだけ食べるという感じでちょっと痩せてしまいました……。

私はシベ語も中国語も分からないので、親戚がみんなでワイワイ会話をしていても輪の中に入れなかったのも少し寂しく感じていました。なんとか公園を探してひとりで遊んだり、ゲームをしたりして時間を潰していたと記憶しています。親戚の子が一緒に滞在しているときは、言葉は通じないけれど、だんだんと打ち解けて遊んだこともありました。

いろいろ苦労することも多くて「親に連れていかれている」という感覚が強く、実は子供のころは新疆に行くのがそこまで好きではなかったのですが、今となってはなかなかできない体験ばかりだったなと思います。

――ゆのイカさんほどの苦労はありませんでしたが、私の親の実家もかなりの田舎だったので「連れていかれている」感覚はよくわかります。今となっては良い経験だと思う点も。子供の感覚は万国共通なのかもしれないですね(笑)。


配信元: 日刊SPA!

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