怒りと失望、そして家族を巻き込むことへの深い葛藤
出資金100万円が回収できなかったことで、自身の「事業資金や生活資金に影響が出ました」と実害を明かす男性。しかし、それ以上に家族関係の悪化に苦しめられたと言います。
男性は「兄との信頼関係が崩れ、日常的に気まずい空気が流れるようになりました。家族との関係性も微妙になり、親や他の兄弟にまで心配をかけてしまうことが一番困った点」だったと振り返ります。

信頼していた兄に裏切られたことで、不安とイラ立ちを感じた男性。その気持ちはだんだんと、兄への強い怒りと失望へと変化していきました。
一方で、家族という間柄の相手とトラブルになることの難しさを痛感し「どうすべきか迷い続ける日々が続きました」とも。
ただ怒るだけでは済まない、家族ならではの葛藤を抱えたことで「精神的に大きな負担となりました」と当時の苦悩を教えてくれました。
解決は困難に……最終的に抱いたのは「人を簡単に信用はするものではない」との思い
どうにか状況を改善しようと、男性は兄に直接返済を催促しましたが、状況は好転しませんでした。
家族関係に決定的な亀裂が入ることを恐れ「法的手段をとることまではしませんでした」と明かす男性。SNSなどで相談することも考えたものの、身バレの恐れがある中で、家族間のトラブルをむやみに公開したくない、との思いが、男性を躊躇させました。
基本的には兄との話し合いで解決したい……そう考えている男性ですが、今も「出資金の返済はほとんど進まず、事業の失敗により回収はさらに困難に」なっていると言います。
兄の収入や状況にも変化はなく「話し合いだけでは解決は難しい状況」に陥っているそうです。

もし、出資する前に戻れるなら?男性は「事前に契約書を交わすなど、法的に担保できる形で出資すると思います。また、兄の事業計画や資金繰りをより慎重に調査してから判断するでしょう」と後悔をにじませます。
一連の出来事を通じて、男性は「家族間での金銭トラブルは、信頼関係を簡単に崩す可能性がある」と実感した様子。
家族間であっても、金銭のやり取りは明確に文書化し、返済計画や分配方法も具体的に決めておくことが大切であること、さらに「出資や貸付を行う場合は、契約や記録を残すこと、事前にリスクを確認することが重要」だと学んだと言います。
男性は「感情に任せず冷静に判断することの大切さを痛感しました」と明かしつつ、最後に「ただやはり人を簡単に信用はするものではないと思いました」と、やりきれない思いを教えてくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
